ロビー・ウィリアムスは自身の半生を描いた映画『ベター・マン』についてリアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーが自分たちの描かれ方にどう思うかについて語っている。
ロビー・ウィリアムスと監督のマイケル・グレイシーはイギリスで12月26日に公開される映画『ベター・マン』について『NME』のインタヴューを受けている。本作はテイク・ザットのメンバーとしてデビューしたロビー・ウィリアムスの半生をサルの姿で描くものとなっている。日本では2025年3月28日より全国ロードショーされる。
リアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーの兄弟は共に映画のストーリーに関わってくるが、その割合はリアム・ギャラガーのほうがずっと大きい。ロビー・ウィリアムスは映画では当時の自分たちがどんな感じだったのかを体現したものになっていると語っている。
ロビー・ウィリアムスは1995年のグラストンベリー・フェスティバルでオアシスとパーティーしたことがテイク・ザット脱退後の「新しい人生の始まり」だったと語っている。その後、両者の関係は悪化したが、ロビー・ウィリアムスの父親がパーキンソン病を抱えていることが明らかになり、リアム・ギャラガーが「愛と光を家族に」というメッセージを送ったことで2020年に和解している。和解を受けてロビー・ウィリアムスは「腹の立つ人間を見つけないとね」と冗談を飛ばしている。
しかし、ロビー・ウィリアムスは2022年に全盛期のギャラガー兄弟は「いじめっ子」だったとも述べており、リアム・ギャラガーはこれを否定している。「活発だったことは認めるけど、いじめについては同意しないね。人生で誰かをいじめたことはない。俺は大のからかい好きでもあるから、少しやり過ぎたことはあったのかもしれない。誰かの気分を害したんだとしたら謝るよ」
今回、ロビー・ウィリアムスはギャラガー兄弟の映画『ベター・マン』への反応について予測している。「出られて嬉しいところもあると思うんだよね。脚本は送ったんだっけ? マイケル」
監督のマイケル・グレイシーは次のように応じている。「リアムは読んでないと思うけどね。ただ、一般常識になっていないことはまったく入ってないよ」
ロビー・ウィリアムスはこれを受けて冗談めかして次のように語っている。「100%事実じゃないことは入っていないんだ。そういう振る舞いをする人だからね。そういう人なんだよ、彼は。法定でも受け入れられるだろうね」
その後、ロビー・ウィリアムスは真面目な様子で次のように続けている。「分からないけど、昔の自分たちと今の自分たちじゃまったく違う人間なんだ。リアムのことは見ているけど、彼のインタヴューも大好きだし、彼が辿り着いた人としても好きだ。彼は今じゃやさしく、内省的で、変わらず最高に面白い。まあ、エッジはなくなったけどね。それは自分についても言える。エッジはなくなった。だから、映画では昔の彼、昔の自分を体現するものが描かれている。映画については怒ってほしくないし、気に入ってもらえたらと思っているよ。ノエル・ギャラガーを演じた人物には1行だけ台詞があるんだけどさ、その1行が信じられないほど最高なんだ。『失せろ、クソ野郎(Fuck off, cunt!)』というものなんだ」
先日、ロビー・ウィリアムスはオアシスの再結成について自身の見解を語っている。「ソープ・オペラとしても観るべき、おぞましく面白いものになるだろうし、ライヴはどうかって? 途轍もないものになるだろうね。規格外の特別なものになるはずだよ。この国にとっての雪解けの瞬間だね」
ロビー・ウィリアムスは次のように続けている。「リアム・ギャラガーはトイレで携帯を見ている時だって、世界の人口の99.9%が謎めいた雰囲気を出していても、それよりもカリスマ性があり、興味をそそるんだ。彼がそこに立って歌いさえすれば、払ったお金は保証されるだろうね」
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