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ハッピー・マンデーズは34年間を経てヴォーカリスト/パーカッショニストのロウェッタが脱退したことを発表している。

ハッピー・マンデーズとロウェッタはソーシャル・メディアで脱退を伝える声明を公開している。「ハッピー・マンデーズとロウェッタは、ロウェッタがバンドとはもうパフォーマンスを行わないことを発表している」

声明は次のように続けられている。「ハッピー・マンデーズはロウェッタの尽力に感謝していますし、彼女の今後の活躍を願っています」ロウェッタは1990年にハッピー・マンデーズに加入して、全英5位を記録したシングル“Step On”にも参加している。ロウェッタは通算3作目の『ピルズ・ン・スリルズ・アンド・ベリーエイクス』、通算4作目の『イエス・プリーズ』にも参加しており、3度のワールド・ツアーにも加わっている。

2012年にハッピー・マンデーズが再結成した際にもロウェッタはメンバーに加わっている。昨年、ロウェッタはシェッド・セヴンのシングル“In Ecstacy”に参加している。

ハッピー・マンデーズに加入する前の1987年、ロウェッタは“Back Where We Belong”と“Passion”の2曲をリリースしている。1988年にはダイナスティ・オブ・トゥーとのコラボレーションによる“Stop This Thing”もリリースしている。

ロウェッタはバッキング・シンガーとしても活動していて、シンプリー・レッドの1991年発表のアルバム『スターズ』、スウィート・マーシーの1989年発表の楽曲“Reach Out”にも参加している。

先日、ロウェッタは自身のインスタグラムで業界への不満を露わにしていた。「私の声を真似て歌うんだったら、私に借りがある。詐欺、窃盗、なりすまし。動画を送ってくれたみんな、ありがとう。明日には家に帰る。ロウェッタ・オサ・イダには最高のチームとアドバイザーがいる。私の声を使わないで下さい。あなたはそれほどよくないから。そして、落ち度もないのに家で子どもと暮らしている私を笑わないで下さい。ふしだらとか、もっと下品な言葉で呼ばれた。ここで止めないと、警察に通報する。母親のためにも強くならなくちゃいけないし、素晴らしい機会を楽しまないといけないから」

「今年は本当に大変だった。こんなにひどい扱いを受けたのは80年代や2000年以来だった。私はもう走ることはないし、誰かを守ることもない。家族、友人、助けられる人々が最優先です」

一方、ハッピー・マンデーズのショーン・ライダーとベズはMTVヨーロッパ・ミュージック・アウォーズのレッド・カーペットで『NME』の取材を受けて、2024年について振り返っている。

「2024年は静かだったな。というのも、2024年はやっていなかったんだ。ブラック・グレープやマントラ・オブ・ザ・コスモスのほうをやっていたからね。2025年は戻ってくるつもりだよ」

ベズは次のように続けている。「バンドをもう一度やり出そうとしているんだよ。もう一回ね」

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