レコーディング・アカデミーは2025年のグラミー賞における生涯業績賞の受賞者を発表している。
生涯業績賞の受賞者は現地時間12月20日にグラミー賞の公式サイトで発表されている。今年の受賞者はプリンス、ザ・クラッシュ、フランキー・ヴァリ、ゴスペル・シンガーのボビー・リー、ヒップホップのパイオニアであるロクサーヌ・シャンテ、メイズのフロントマンであるフランキー・ビヴァリー、ブルース・シンガーのタジ・マハールとなっている。
一方、ザ・ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ザ・ビートルズの名作を手掛けてきたプロデューサーのグリン・ジョンズ、ジャズ・ピアニストのエロル・ガーナー、クラシック作曲家のタニア・レオンはグラミー理事会賞を受賞している。
グラミー理事会賞は「レコーディングの分野においてパフォーマンス以外の面で多大な貢献をした」人物に贈られるものとなっている。2016年に102歳で亡くなった音響学専門家のレオ・ベラネックは技術グラミー賞を受賞している。
生涯業績賞の受賞者のうち、プリンスは2016年に57歳で亡くなっており、ジョー・ストラマーは2022年に50歳で亡くなっている。フランキー・ビヴァリーは今年9月に77歳で亡くなっている。
レコーディング・アカデミーのCEOであるハーヴェイ・メイソン・ジュニアは次のように述べている。「音楽において最大の1週間に多彩な音楽界のアイコンたちを称えることができるのは素晴らしい特権です」
「毎年、特別賞の受賞者は他のアーティストに道を開いたり、音楽界の進むべき道を永遠に変えた革新を起こしたりと消えることのない功績を残しています。来年2月にこうしたグループやその功績を祝福するのが待ちきれません」
今年8月、プリンスはソングライターの殿堂入りも果たしている。妹のシャロン・ネルソンは「彼の曲は今後も忘れられることはないでしょう。これはその生涯で他のどの賞よりも求めていたものです」と語っている。
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