POONEH GHANA/NME

Photo: POONEH GHANA/NME

ケンドリック・ラマーが今年のロックの殿堂のセレモニーでN.W.A.のプレゼンターとなることが明らかになっている。

4月8日にニューヨークのブルックリンにあるバークレイ・センターで行われる今年のセレモニーだが、ケンドリック・ラマーはN.W.A.のロックの殿堂入りのプレゼンターを務めるという。ロックの殿堂は、音楽界のおけるレジェンドを表彰し、讃えてきたもので、オハイオ州のクリーヴランドにミュージアムが建てられている。

チープ・トリックのプレゼンターはキッド・ロックが務める予定で、他にもマッチボックス・トゥエンティのロブ・トーマスや、メタリカのラーズ・ウルリッヒ、ザ・ブラック・キーズらがスピーチを行う予定となっている。シカゴやディープ・パープル、スティーヴ・ミラーも今年ロックの殿堂入りが発表されており、シングルないしはアルバムの最初のリリースから25年以上が経過していることが受賞資格となっている。

セレモニーの模様はアメリカでは4月30日にHBOで放送される予定となっている。

昨年12月にN.W.A.のアイス・キューブは、ロックの殿堂入りに招待されたことについて米『ローリング・ストーン』誌に語っている。

「的確に総括するのは難しいね。多くのことを意味してるんだ。グループでの達成がある種、確定した感じだよね。音楽業界全体がグループを讃えてくれて、正当に認められたんだ。出てきた時は誰しもいろんな点で俺たちを理解できなかったところがあるからね。多くの人がN.W.A.については意固地になっててさ。この段階にきて、ようやくどう感じるかを気にせずに、N.W.A.が何をもたらし、今の音楽にとって何を意味するか、みんなが理解してくれたと思ってるんだよ」

イージー・Eがアイス・キューブと共に殿堂入りを果たすのを喜んでいることについて尋ねられると、次のように答えている。

「彼は本当に興奮してると思うね。だって、彼は常に正当性と闘ってきたからね。ヤバいギャングを抜けだして、社会のなかで真に生産的な人間になれるかってね。それに音楽業界にはたくさんの悪口を言われたんだ。だからこそ彼は喜んでると思うんだ。だって、俺たちの作った音楽で認めざるを得なくなったわけだからね。N.W.A.にはクリエイティヴな才能溢れる人がいて、一つのグループに集まったんだ。殿堂入りの価値があると業界全体が認めてくれたことには興奮してるよ」

アイス・キューブは12月に音楽業界や音楽メディア全体に感謝の意を伝えるビデオをツイートしている。

また、アイス・キューブは今年のコーチェラ・フェスティバルで現存するN.W.A.のメンバーと再結成する予定であることを語っている。ガンズ・アンド・ローゼズやLCDサウンドシステム、カルヴィン・ハリスといったヘッドライナーと共にソロ・アーティストとしてラインナップに入っているアイス・キューブだが、アメリカのテレビ番組「ザ・トーク」において多くの人が参加すると明かしている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ