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スロウタイはハウス・パーティーで2人の女性をレイプした容疑が晴れることとなっている。

本名をタイロン・フランプトンというスロウタイとアレックス・ブレイク=ウォーカーは2021年9月7日にオックスフォードのブリングドンで行われたライヴの後にレイプした容疑に問われていた。

29歳のタイロン・フランプトンと27歳のアレックス・ブレイク=ウォーカーは容疑を一貫して否定してきた。

今回、オックスフォード刑事法院の陪審員は12月12日に2週間に及ぶ裁判を終えて、スロウタイはレイプの容疑が晴れることとなっている。

BBCは友人のアレックス・ブレイク=ウォーカーについても性的暴行の一件で潔白を証明されたと伝えている。

スロウタイことタイロン・フランプトンは無罪判決が読み上げられると、被告席で泣き崩れたという。BBCは陪審員が8人の男性と4人の女性で構成され、10時間以上の審議の末、多数決で評決に達したと報じている。

陪審員たちは評決に先立ってレベッカ・ヴァーディーとコリーン・ルーニーの法廷闘争として知られる「ワガサ・クリスティーズ」のようなことにはしないようにと伝えられたとも報じられている。

タイロン・フランプトンの弁護を担当したパトリック・ギブスは法廷で告訴には複数の「問題」があり、スロウタイは「ステレオタイプのラッパー」ではなく、「思慮深く、控えめな」人物であり、「時に無謀なほど熱心に物事に打ち込む」ところがあると述べていた。

また、法廷の中でアレックス・ブレイク=ウォーカーの弁護士であるシェリル・ノスは提出された証拠が「アレックス・ブレイク=ウォーカーとその晩の行動と一致しない」と主張していた。

先週、判事は陪審員たちに「同情や嫌悪の感情を捨て」、「冷静沈着に」判断するよう求め、2人を有罪にするには「有罪を確信しなければならない」と述べていた。

スロウタイことタイロン・フランプトンはオックスフォード刑事法院で行われた法廷の間、妻のアン・マリーに連れ添われる形となっていた。

スロウタイは2019年発表のデビュー・アルバム『ナッシング・グレート・アバウト・ブリテン』がマーキュリー・プライズにノミネートされており、セカンド・アルバム『タイロン』で全英1位を獲得している。最新作となるサード・アルバム『アグリー』は昨年3月にリリースされている。

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