現地時間2月15日にロサンゼルスのステープル・センターで行われた第58回グラミー賞授賞式でデヴィッド・ボウイの追悼パフォーマンスを行ったレディー・ガガが、その映像をオフィシャルで公開している。
レディー・ガガは、今年のグラミー賞授賞式でデヴィッド・ボウイのヒットによるメドレーを披露している。ナイル・ロジャースがパフォーマンスの監督を務め、“Space Oddity”、“Changes”、“Ziggy Stardust”、“Suffragette City”、“Rebel Rebel”、“Fashion’”、“Fame”、“Under Pressure”、“Let’s Dance”、“Heroes”の計10曲を披露している。
レディー・ガガによるデヴィッド・ボウイ追悼パフォーマンスの映像はこちらから。
デヴィッド・ボウイは、自身の69回目の誕生日となる1月8日に最後のアルバム『★(ブラックスター)』をリリースし、その2日後の1月10日に癌のため亡くなっている。
今回のパフォーマンス後、レディー・ガガはデヴィッド・ボウイについて次のように語っている。
「初めて『アラジン・セイン』のレコード・ジャケットを見たのは19歳の時だった。そして、それは、永遠にわたってわたしの視座を変えることになったの。それは人生を変えたヴィジュアルだったの。ケースからレコードを取り出して、レコード・プレイヤーに乗せた時のことを覚えているわ。キッチンの電子レンジの上だったんだけど、当時はすごく狭いアパートに住んでいたから、レコード・プレイヤーが電子レンジの上にあったの。“Watch That Man”が流れてきて、それはわたしにとってアーティスティックな意味での誕生の最初だったの。より表現するような服を着るようになって、図書館に通って多くのアート・ブックに目を通すようになり、わたしは歴史の授業をとった。バンドでも演奏し始めたのよ」
「わたしの言おうとしているのは、友達とわたしがニューヨークにいて、音楽やファッションやアートやテクノロジーに子供の頃から埋もれるようなライフスタイルを送ってきたということなの。そして、それは彼のおかげだったのよ。強烈にわたしを感動させてくれて、尊敬できるような人がいなかったら、わたしはここにいなかったでしょうし、今持っているような哲学も持っていなかった。ナイル・ロジャースとジョン・コルトレーンについて話したんだけど、彼はコルトレーンのおかげでジャズのことを考えるようになったっていうのね。それがわたしにとってはデヴィッド・ボウイだったの。別の惑星や、別の時代のような音楽をやっているミュージシャンに出会って、それが永遠にあなた自身を変えることになる。わたしはみんなそうしたことがあると信じてるんだけど、どうかしら? 子供の頃に出会ったとあるものが『おぉ、OK、今、わたしが何者であるか分かった』って思いにさせてくれるの」
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