リアム・ペインはその死をめぐってブエノスアイレスの2人のホテル従業員が法廷で罪を問われることが明らかになっている。
リアム・ペインは10月16日にアルゼンチンのブエノスアイレスにあるカサシュール・パレルモ・ホテルの3階のバルコニーから落下して亡くなっている。享年31歳だった。アルゼンチンの検察当局は死因について多発外傷と内外出血によるもので、頭部の怪我は死に至るほど重傷だったと発表している。
その後、リアム・ペインがバルコニーから転落死した際、彼の体内からはピンク・コカインとその他の薬物が検出されたことが明らかになっている。
訃報から2ヶ月が経過したが、今回、ブエノスアイレスの2人のホテル従業員が法廷で罪を問われることが明らかになっている。
米『ローリング・ストーン』誌が公開した文書によれば、担当する判事はカサシュール・パレルモ・ホテルの2人の従業員を告訴することが明らかになっている。判事はホテルのマネージャーとレセプション係のトップを告訴している。
記事執筆時点で何の罪で告訴されたかは明らかになっていないが、2人には何の罪で告訴されたかは知らされているという。判事による書類には「捜査している行為に関わったという十分な理由があるため、以下の人々の供述を求めます」と記されている。
これらの従業員はリアム・ペインの死をめぐって法廷に呼ばれることになる複数の関係者のうちの2人となっている。すでにリアム・ペインに薬物を提供した罪に問われている2人の人物が現地時間12月17日に審問を受けることが決定している。
同様にリアム・ペインの友人という人物も死体遺棄の罪に問われている。この人物への審問は12月18日に行われる予定となっており、前述の2人のホテル従業員は12月19日に法廷に立つことになる。
どの人物も黙秘する権利が与えられており、ブエノスアイレスの法制度では判事は審問の後にそれぞれの人物を起訴するかしないかを判断することになる。
先月、容疑者の一人であるブライアン・ナウエル・パイズはアルゼンチンのテレビ番組でジャーナリストのギレルモ・パニッサのインタヴューに応じている。ブライアン・ナウエル・パイズは亡くなる前に二度リアム・ペインと会って、ドラッグを一緒にやったことを認めたが、リアム・ペインに薬物を提供したり、金銭と受け取ったりはしていないと主張している。
10月25日には亡くなったホテルの家宅捜索も行われている。ブエノスアイレスの地元紙『ラ・ナシオン』によれば、警察は更なる証拠、特に最後の数時間の行動を繋ぎ合わせる文書、フィルムの記録、映像などを探していたという。『ガーディアン』紙は警察がコンピュータのハードディスクとホテルの防犯カメラの映像を押収したと報じている。
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