ザ・キュアーのロバート・スミスは最新作『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』の姉妹作となるアルバムと違ったアプローチを採用した3枚目のアルバムについて語っている。
ロバート・スミスはティム・バージェスによるリスニング・パーティーの特別編として出演したアブソルート・ラジオでインタヴューに応じている。ザ・キュアーは2008年発表の『4:13ドリーム』以来、16年ぶりとなる通算14作目のアルバム『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』を11月1日にリリースしている。
ザ・キュアーは数々の新曲をあたためてきたことで知られており、2020年の時点でロバート・スミスは『NME』に対して「2枚のアルバムと1時間分のノイズ」に取り組んでいることを明かしていた。
今回、ロバート・スミスは新曲について1枚のアルバムは完成していて、『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』の姉妹作としてリリースされると語っている。「準備しているアルバムがもう1枚あるんだ。姉妹作みたいなものなんだ」とロバート・スミスは述べ、違ったアプローチを採用した別のアルバムがあることを明かしている。「3枚目のアルバムはまったくもって違うものなんだ。思いつきでやってみた感じでね。深夜のスタジオみたいな音源になっている。でも、いい曲もあってね。全然違うものになっているんだよ」
「『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』というアルバムはエモーショナルな作品だったけど、姉妹作はあそこまで暗くないけど、ちょっと違った題材を掘り下げてみたんだ」
「3枚目のアルバムは変わった感じなんだ。歌詞はまだ仕上げていないけど、頭の中ではこれらの曲を演奏することに向かっている。いいから終わらせたくないんだよね。(ライヴでの)新曲に対する反応はとても素晴らしいものでね。みんなが愛を返してくれるのが素敵なんだ」
Robert Smith has revealed that there is more music on the way… 👀 pic.twitter.com/AsKqlG3lcY
— Absolute Radio (@absoluteradio) December 9, 2024
ザ・キュアーは最新作『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』のリリース日に行ったライヴをライヴ・アルバムとして改めてリリースすることを発表している。
『ソングス・オブ・ア・ライヴ・ワールド・トロキシー・ロンドンMMXXIV』と題されたライヴ・アルバムはフィジカル・フォーマットで12月13日にフィクション/ポリドールからリリースされる。アルバムのロイヤリティはすべてウォー・チャイルドに寄付される。
このライヴは11月1日にロンドンのトロキシーで3000人の観客を前に行われており、YouTubeでも生配信されて、記事執筆時点で230万回以上の再生数を記録している。
ロバート・スミスはマット・エヴェリットによる公式インタヴューでザ・キュアーのもう1枚のニュー・アルバムが「事実上完成している」として、3枚目の新譜も準備中であることを明かしたが、ロバート・スミスはザ・キュアーが2025年にツアーを行う予定だと語っている。
「来年はまた始める予定なんだ」とロバート・スミスは語っている。「本当に2枚目のアルバムを完成させなければならないからね。来年はフェスティバルに出る予定だったんだけど、来年の夏はライヴをやらないことにしたんだ。次にステージに立つのは来年の秋になるね」
「でも、次のアニバーサリー、2028年のアニバーサリーまでは定期的にライヴをやっていくんじゃないかな。2028年も迫ってきているからね。2018年の時も2016年の終わりから考え始めて、『1年半もあるから余裕だろう』と思っていたら、それでも間に合わなかった。だから、もう『2028年は何とかしなければ』と思っていて、ドキュメンタリーとかそういうことを考えているんだ」
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