オフスプリングのフロントマンであるデクスター・ホーランドはAIについての見解を語っている。
デクスター・ホーランドとギタリストのヌードルスはフランスのラジオ局「ウイFM」に出演して、AIに関する見解を語っている。
「普及していくことになると思うんだよね」とデクスター・ホーランドは語っている。「すごく混乱するし、怖いのも理解できる。不安を与えるよね」
「AのようなテクノロジーIもよくなっていけば、『発言したと自分が考えていることを本当に発言したのか?』あるいは『これは事実ではないことが投影されているのではないか?』といったことを判断できるようになる。だから、そういったことは解決していかなきゃいけないけど、普及していくことになると思うな」
「それで最終的には他のテクノロジーと同じようなことになるんじゃないかな。いいことのために使うこともできれば、悪いことのために使うこともできる。そういうことを解決していかなければならないよね」
自分たちがAIを使うところを想像できるかと訊かれると、デクスター・ホーランドは次のように冗談めかして答えている。「ああー、自分たちはそうならないかもしれないね。自宅でテレビを観ることはできるから」
ヌードルスは次のように続けている。「もし使うとしたらサウンドを変える時だけかな。様々なギター・サウンドがあって、コーラスのエフェクターとかも使っているから、AIでもサウンドは変えられるだろうね」
「そのためだけに使うことになると思う。その点では悪いことではないかな。論文を書いたり、自分の曲を作るために使ったとしても、それってまず通用しないんじゃないかな。うまくいかないと思うよ」
「ジョー・ウォルシュが言っていたことが好きなんだけどさ。『AIについては心配してない。AIにはホテルの窓からテレビを投げられないだろ。AIは寝ることもできない。そういうことができるまでは心配ない』と言っていたんだ」
AIについては今年10月、音楽業界の人物たちがAIの学習にクリエイターの作品を使うことに反対する書簡に署名している。
書簡では次のように述べられている。「生成AIの学習にクリエイティヴな作品を許可なく使うことがそれらの作品を手掛けた人々の生活に対する重大かつ不当な脅威であり、許可されてはなりません」
チャットGPTといった人工知能の学習にクリエイターの作品を使うことはクリエイティヴ界とテック企業の間で法廷問題まで発展している。
知的財産を許可なく使用することに反対する書簡には音楽界、映画界、映画界、出版界から11500人の署名が集まっており、ビリー・ブラッグ、ケヴィン・ベーコン、ロバート・スミス、ジュリアン・ムーア、カズオ・イシグロ、アン・パチェット、ロザリオ・ドーソンらも署名している。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.