ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは2023年に性的暴行について起こされた訴訟が解決して、疑惑を否定する新たな声明を発表している。
この訴訟は2023年11月にニューヨークの最高裁に申し立てられたもので、1989年にシーラ・ケネディーがアクセル・ローズにニューヨークのホテルで性的暴行をされたと訴えるものとなっていた。
2024年3月、アクセル・ローズはこの訴訟について「金銭的な大金を得ようとするこの不謹慎な試み」と評して、訴訟の棄却を申し立てている。
今回、米『ローリング・ストーン』誌によれば、アクセル・ローズとシーラ・ケネディーは非公開の和解に至っており、アクセル・ローズは潔白を主張する声明を発表している。「当初からそうであったように、私は疑惑を否定します。暴力はありませんでした」しかし、私的な契約の条件は公表されていない。
米『ローリング・ストーン』誌が入手した法廷書類によれば、両陣営は非公開の日に申し立てを行っている。書類には両者がこれを最後に訴訟を打ち切ることに合意したと記されており、自らの弁護士費用を負担することにも同意したと書類には記されている。
アクセル・ローズの弁護士は米『ローリング・ストーン』誌に対してこの訴訟でアクセル・ローズは「大変悩まされた」が、「これで人生を前に進めることができるでしょう」と述べている。シーラ・ケネディーと弁護士はコメントを発表していない。
訴状によれば、シーラ・ケネディーが26歳、アクセル・ローズが27歳の時にニューヨークのナイトクラブで初めて出会い、アクセル・ローズは彼女をホテルの部屋に誘ったという。
最初は合意の上でキスをしたとのことで、アクセル・ローズは「シーラ・ケネディーを壁に押し付け」ており、「事態が進展すれば寝ることに前向きだった」が、その晩に起きた暴力的なことには合意していなかったと訴状には書かれている。
訴状にはアクセル・ローズが彼女を床に叩きつけ、髪をつかみ、彼の寝室まで引きずったため、カーペットとこすれて膝からは血が出ることになったと書かれている。
アクセル・ローズはそこから彼女をベッドに投げ、ストッキングで手を背中で縛り、無理に挿入したとされている。アクセル・ローズは「性的で気まぐれに怒っていた」という。
「彼は自らの性的快楽のためだけの所有物のように扱いました」と訴状には書かれている。「シーラ・ケネディーは合意しておらず、押し切られる形でした」
この出来事の結果、シーラ・ケネディーは不安症や鬱と共にPTSDのような症状を抱えることになったとのことで、彼女のキャリアも損なわれることになったという。シーラ・ケネディーは虐待、暴行、故意の精神的苦痛、ジェンダーを動機とする暴行を理由に金額不明の損害賠償を求めていた。
一方、アクセル・ローズの弁護士はシーラ・ケネディが2016年に刊行した回想録『ノー・ワンズ・ペット』でこの出来事を「合意の上でのセックス」と評していることも指摘している。シーラ・ケネディは2021年公開のドキュメンタリー『ルック・アウェイ』でも「レイプとは考えておらず、合意の上でのものだった」と語っているという。
アクセル・ローズの弁護士はシーラ・ケネディがニューヨーク州の性的不品行の申し立ての時効を1年間延長する法律を通して「出来事が合意ではな飼ったと主張することで利益を得られる」と考えたものだとも述べている。
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