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スティーヴ・アルビニは彼の名前を関した通りがシカゴで公開されており、キム・ディールやジェフ・トゥイーディがゲストとして登場している。

スティーヴ・アルビニは今年の5月7日に心臓発作のために亡くなっている。スティーヴ・アルビニは80年代中盤にタッチ・アンド・ゴーと契約して、ビッグ・ブラックをはじめ、彼が在籍したバンドの作品をリリースしてきている。

今年7月にタッチ・アンド・ゴーはウェスト・ベルモント・アヴェニューの2600番地から2700番地の区間がスティーヴ・アルビニ・ウェイと名付けられて、その功績を称える新たな標識が設置されるというシカゴ市議会による正式な書簡を公開していた。

2600番地から2700番地の区間はスティーヴ・アルビニの象徴的なエレクトリカル・オーディオ・スタジオがあることから選ばれている。今回、現地時間11月25日にスティーヴ・アルビニ・ウェイは式典と共に正式公開されている。

式典にはキム・ディールが出席して、スティーヴ・アルビニの人柄について振り返っている。

「彼は欠点のある人間でした。まったく正反対のことを言う時もありました。しかし、その根底にあったのは一人ひとりの人間の価値を理解しているということでした。すべての人ではないかもしれません。いじめっ子だったら、彼はまったく好きにならなかったですから。人のために無気になり過ぎたのかもしれません」とキム・ディールは語っている。

「彼は弱い人の肩を持ちたがりました。彼は“勝者”が好きではありませんでした。彼は自尊心が高くない、善良で健全な人が好きでした。彼は音楽業界のことを面白いと思っていたと思いますが、私がそうやって言うことを快く思わなかったでしょう」

その後、ウィルコのジェフ・トゥイーディはメコンズのジョン・ラングフォード、サリー・ティムズ、フレッド・アーミセンと共にステージに立って、ギャング・オブ・フォーの“Armalite Rifle”と“Anthrax”を披露したほか、メコンズの“Now We Have The Bomb”と“‘Where Were You?”をカヴァーしている。

それぞれの模様はこちらから。

今年7月、スティーヴ・アルビニは62回目の誕生日に際してPJハーヴェイ、モグワイ、シェラックのトッド・トレイナーといった人々が追悼の意を表している。

スティーヴ・アルビニはニルヴァーナの『イン・ユーテロ』、ピクシーズの『サーファー・ロザ』、PJハーヴェイの『リッド・オブ・ミー』、マニック・ストリート・プリーチャーズの『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』などをプロデュースしたことで知られている。

訃報を受けて、ニルヴァーナのソーシャル・メディア・アカウントは『イン・ユーテロ』のプロデュースを提案するためにスティーヴ・アルビニから送られてきた4ページに及ぶ手紙をすべて公開している。

「現時点であなたにできる最善のことはまさにあなたが話していたことです。ハイ・クオリティでありながら、最低限の“プロダクション”で、首脳陣の石頭の干渉を受けることなく、数日でアルバムを作り上げることです。もし、それがあなたのやりたいことなのであれば、ぜひ関わりたいと思います」

「そうではなく、気づいたらレコード会社に一時的に厚遇されたものの、どこかで邪魔をされていて(曲やシーケンスやプロダクションの手直しを迫ってきて、アルバムをスウィートにするためお抱えのミュージシャンを呼ばれ、リミックス・ジョッキーにすべてが委ねられる)、残念ながらそうするということであれば、私は参加したくありません」

「私は音楽と存在に対するバンド自身の認識をちゃんとした形で反映したレコードにしか興味がありません。レコーディング手段の信条として、そうすることを約束してくれるのであれば、私はあなたのために全力を尽くします。あなたの役に立てるはずです」

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