U2のギタリストであるジ・エッジはドラマーのラリー・マレン・ジュニアとスタジオに入ったことを明かしている。
『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』の20周年を記念して、BBCのジョー・ワイリーのインタヴューを受けたジ・エッジは新曲についての新たな情報について語っている。
ジ・エッジは怪我と手術からの回復のためにラスベガスでの連続公演に参加しなかったラリー・マレン・ジュニアの経過は「いい感じ」で、「気楽にやっているけど、ドラムの椅子に彼が戻ってきたんだ」と語っている。
ジ・エッジはラリー・マレン・ジュニアと新曲のレコーディングも行っていることを明かし、その成果については「クレイジー」と評している。「僕らは考えすぎなくてもいい素晴らしいフェーズにあると思うんだ。音楽を作って、そのプロセスを楽しむだけでいい。後から作ったものがどこに属するのかを見極めればいい。だから、いくつか違うプロジェクトがあるんだよ」
ジ・エッジは次のように続けている。「U2はラリー・マレン・ジュニアがいると素晴らしいんだ。彼とはスタジオに入って、いい感じだった。気楽にやっているけど、ドラムの椅子に彼が戻ってきたんだ。一緒にレコーディングをやっているんだよ。年内でもう少しやることになるんじゃないかな」
2022年にラリー・マレン・ジュニアは「肘、膝、首」を痛めて、新型コロナウイルスのパンデミックの間に「診てもらうことになった」として、U2のツアーに当分の間は参加できるかどうか分からないと語っていた。
このようなドラムにまつわる負傷についてラリー・マレン・ジュニアは「進行中」だとして「しばらく時間をかけて治したい」と述べている。ラリー・マレン・ジュニアは怪我に対処するために手術を受けたことも明らかになっている。
首を手術で治している間、ラリー・マレン・ジュニアはラスベガスのスフィアで行われたU2の連続公演を辞退することにしている。
昨年11月、ベーシストのアダム・クレイトンはアルバムの進捗についてドラマーのラリー・マレン・ジュニアの回復状況に「かかっているところがある」と述べている。「新曲に取り掛かり始めるかはラリーの状況にかかっているところがあるね。彼がアルバムのプロジェクトに取り組めるのかって? それは分からないね」
U2が取り掛かっている新曲はこれだけでなく、ジ・エッジとボノはブライアン・イーノと共に「クレイジーでSF的なアイリッシュ・フォーク」に取り組んでいるとも語っている。
この音源が次のアルバムに入るかどうかについて訊かれたジ・エッジは「まだ分からないから、様子を見てみることにするよ」と語っている。「僕らのプロセスには軌道から外れていくことも含まれているんだ。そこから、もう一度軌道に戻ることによってユニークなサウンドを手に入れられるんだよ」
昨年、フロントマンのボノはニュー・アルバムについて「理屈を超えたギター・アルバム」になると語っていた。
「話し合うことなしに『理屈を超えたギター・アルバム』と言ってしまったんだ。ジ・エッジが電話してきて、『理屈を超えたとはどういうことだ?』と言ってきてね。『君が準備ができているくらい、理屈を超えているということだよ』と言ったんだ」
「次のU2のアルバムを世界が待っているとは思っていない」とボノは続けている。「興味を持ってもらう理由を作らなきゃいけないと思う。素晴らしい曲を書きたい。U2が始まったのはそこからだった。大きなコーラスとクリアなアイディア。だから、そこに戻るんだ。だけど、手にはガソリンとマッチを持っているんだ」
ベーシストのアダム・クレイトンは次のように語っている。「アンプの電源を入れているんだ。16、17歳の時に生まれ育ったロックのことをまさに考えているんだよ。パティ・スミスやイギー・ポップのアルバムにあった生々しさだよね。そういうパワーにもう一度繋がってみたいんだよ」
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