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ボブ・ディランはアイコンタクトをするなと言われたと主張するバックダンサーの意見に返答を返している。

ボブ・ディランはパリでニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズの公演を観た感想を先日ツイートしたが、ボブ・ディランのバックダンサーだったというシェリル・ヘンリーはそれにリプライする形でボブ・ディランから目を見るなと言われたと述べている。

「1991年、ニューヨークでグラミー賞授賞式のためにバックダンサーの一人としてリハーサルした時に、私の喜びは奪われることになった。バックステージのエリアを出るために一列になって歩かなければならず、楽屋を通り過ぎたところにあなたはフード付きの黒いローブを着て立っていた。ボクサーが着ているようなもので、私が通り過ぎる時にあなたは『明日の夜までに、その長い赤毛を切りに行かないのかい』と言った」

シェリル・ヘンリーは次のように続けている。「レディオ・シティの出口に着く頃には、もう戻ってくるなと言われた。仕切っていたナディンからは前からあなたと目を合わせないようにと言われていた。通り過ぎる時に、こっそり見てしまったんだと思う。ウェスト・ヴィレッジ時代のあなたを知る旧友キャサリン・ペリーからの手紙も持っていたのに。縁がなかったってことね。双子座の人」

ボブ・ディランはその返答として次のように述べている。「君のリプライを見たよ。分かってほしいのは、誰にもアイコンタクトをするななんて言ったことはない。そんなのはバカげている。次に会った時はしっかりと目を合わせてくれ」

今年9月、ボブ・ディランは6年ぶりに“All Along The Watchtower”を演奏している。また、8月にはアイダホ州ボイシで開催されたアウトロー・ミュージック・フェスティバルでほぼ10年ぶりに“Rainy Day Women #12 & 35”を演奏している。

一方、ボブ・ディランは映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に意図的に作り話を盛り込んだ逸話が明らかになっている。

ボブ・ディランは映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に不正確なシーンを少なくとも1つは意図的に盛り込んだことも明らかになっている。エドワード・ノートンによれば、ジェームズ・マンゴールド監督が世間の反応を心配したところ、ボブ・ディランは彼を見つめて、「他の人が思うことについて関係ないだろ?」と語ったという。

「彼はまさにトラブルメイカーなんだよ」とエドワード・ノートンは語り、「曖昧さや歪曲をまさに楽しんでいるんだ」と続けている。ボブ・ディランはこれまでも真実を弄ぶ傾向があり、彼の自叙伝『ボブ・ディラン自伝』でも部分的にフィクションが盛り込まれ、ネットフリックスで配信されているマーティン・スコセッシとのドキュメンタリー『ローリング・サンダー・レヴュー:マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説』でもフィクションの要素が入っている。

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