デヴィッド・ボウイはアニメ『ザ・スノーマン』で身に着けていたマフラーにちなんだクリスマス・セーターがクリスマス・シーズンを前に発売されている。
レイモンド・ブリッグズの原作をチャンネル4が1982年にアニメ化した際にデヴィッド・ボウイは冒頭でイントロダクションを担当しており、マフラーはその時に身に着けていた、雪だるまをあしらったものとなっている。
2022年にはデヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズがこのマフラーを発見しており、ニットウェアのブランドであるノットジャストはこのマフラーを再現した商品を発売していたが、今回はマフラーにちなんだセーターも発売されることが決定している。
セーターの収益の50%はレイモンド・ブリッグズが支援するチェストナット・ツリー・ハウス・チルドレンズ・ホスピスに寄付される。ノットジャストは過去のクリスマス・キャンペーンでも10万ポンド以上を他のチャリティ団体に寄付している。
セーターは39.99ポンドの価格で、デヴィッド・ボウイが番組で着ていたセーターに近いパステル・カラーにフェアアイル柄があしらわれたものとなっている。マフラーも19.99ポンドで販売されている。
ノットジャストの創業者であるマイク・ハーディングは次のように語っている。「デヴィッド・ボウイのマフラーに関する昨年のすごい反響を受けて、愛されているアニメ作品の冒頭に登場した時にデヴィッド・ボウイが着ていたセーターにオマージュを捧げたセーターを公開できて嬉しいです。このエクスクルーシヴな商品で、デヴィッド・ボウイの時代を超越したホリデー・ルックを完成させることができ、収益はチャリティに寄付されます」
2022年、このデヴィッド・ボウイのマフラーについては番組のプロデューサーだったブライアン・ハーディングが心あたたまる逸話を明かしていた。
「そのマフラーはアニメを製作した制作会社のTVCの経理部にいた女性が編んだものです。彼女はセットにやってきてデヴィッド・ボウイにそれをプレゼントしたのです。撮影終了後、丁寧にデヴィッド・ボウイは息子のゾウイに持ち帰っていいかを訊いてくれました」
「それは撮影で彼が手にした唯一の出演料でした。彼は個人的な理由で参加してくれたのです。彼は常に愛らしくてプロフェッショナルでした。スカーフが彼の望んでいた通りの運命を辿ったことが嬉しいです。男性から別の男性へと受け継がれたのですから」
デヴィッド・ボウイについてはV&Aイースト・ストアハウスにデヴィッド・ボウイ・センターが来年オープンすることが発表されている。
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