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リンキン・パークのマイク・シノダはバンドの再始動に伴うメンバー交代について語り、ギタリストのブラッド・デルソンがツアーに参加しない理由について言及している。

リンキン・パークは今年9月に配信イベントで再始動することを発表しており、チェスター・ベニントンに代わってシンガーを務めるのはデッド・サラのシンガーだったエミリー・アームストロングで、ドラマーのロブ・ボードンに代わってコリン・ブリテンも加入している。ライヴではアレックス・フェダーがブラッド・デルソンに代わってギターを担当する。

今回、マイク・シノダはブラッド・デルソンがライヴを行わない理由について自身の見解を語っている。

「今回の変化を理解できない人もいるかもしれないけど、ブラッドが私たちのギタリストなんだ。彼はバンドの中にいる。でも、彼はメンタル・ヘルスの問題を抱えていることに気づいたんだ」とマイク・シノダは『ザック・サング・ショウ』で語っている。

「彼はツアーやライヴのライフスタイルというものが好きじゃないんだ。だから、彼は僕たちのギタリストだけど、ライヴでは演奏しない。彼はすごいことにアレックスという素晴らしいギタリストを見つけてきて、すごく仲が良くてね。ブラッドはライヴではアレックスに参加してもらうことにしたんだ」

「でも、アレックスに会っていなかった時にコリンにも声をかけていたんだ。『ブラッドはギターを弾く人を必要としていて、ドラマーも必要なんだ。君はどっちも同じくらいうまい。どっちをやりたい?』と言ったよ。彼はキャンディー・ストアにいる子どもみたいだった。彼は『今言われていることが信じられないよ』と言っていたんじゃないかな。喜んでいたよ」

マイク・シノダは次のように続けている。「コリンとも仕事をしたいと思っていた。彼とはセッションで会ったんだけど、彼には作曲やプロダクションも手伝ってもらっていた。最終的に『ドラムを叩いてくれる人が必要なんだけど……』と伝えたんだ。彼の一番メインの楽器だっていうことは知っていたからね。『やりたいと思ってくれるかな? プロダクションのキャリアからは外れることになるんだけど……』ってね」

先日、マイク・シノダは新ラインナップの「カルチャー」について語り、「今までで最高」だと感じていると語っている。

「バンド全員のダイナミクスがいいんだけど、特に最も長くいる自分たちのダイナミクスがいいんだよね。素晴らしいんだ。自分としては今までで最高のカルチャーがあると思っているよ」

「前のメンバーを非難しているわけではないんだ。ブラッド・デルソン、ジョー・ハーン、デイヴ・ファレル、そして僕の成長について言っているんだ。みんな本当に素晴らしい場所にいるし、そこにはもう一度やれるという感謝の気持ちもあるのかもしれない」

「世界でも最も好きなことがあったとして、それを奪われることを想像してみてほしい。耐えられないだろ。しばらくそういう暮らしをして、もう一度戻って、『どうする? 取り戻すことができるんだ』と言われた感じだからね。それはクレイジーな感じなんだよ」

リンキン・パークはワールド・ツアーも発表したが、マイク・シノダは「過去を消そうとしているわけではない」と説明している。「戻ってこられて興奮しているけど、未来に向けて新しいチャプターを始めようとしているところなんだ。みなさんひとりひとりのために戻ってきたんだ」

リンキン・パークは2025年2月に来日公演を行うことが決定している。

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