俳優のティモシー・シャラメはボブ・ディランの伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でボブ・ディランを演じるにあたって30曲を演奏できるように練習したことを明かしている。
ティモシー・シャラメは映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で60年代中盤にアコースティックからエレクトリック・ギターに転向したボブ・ディランを演じている。映画はアメリカで12月25日に、日本で2025年2月28日に公開される。
先月、映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』はトレイラー映像が公開されており、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで新たなロックの方向性に舵を切ったボブ・ディランにブーイングが浴びせられるシーンも盛り込まれている。
今回、アップル・ミュージックのゼイン・ロウとのインタヴューでティモシー・シャラメは30曲を演奏できるように練習したことなど、ボブ・ディランを演じるにあたって行った準備について明かしている。
「映画のために13曲を覚えなきゃいけなかったんだけど、全部で30曲ぐらいは演奏できるようになったと思う。ティム・モニッチが喋り方のコーチだったんだけど、何年も一緒にやったんだ。ハーモニカのコーチとも5年ぐらい取り組んできた。そして、ポリー・ベネットという女性が動き方のコーチだったんだけど、肉体的なことよりも一緒に脚本に取り組むことで、より多くのものを得ることができた」
「そして、他にいい代わりもなかったから自分の思いとしてボブの足跡を追ってみたんだ。シカゴやウィスコンシン州マディソンってね。(ミネソタ州の)ヒビングやダルースから始めた。ボブ・ディランの出身地で1週間過ごしたんだ」
ティモシー・シャラメはセットでボブ・ディランの曲を演奏したのが最も安心したことだったと語っている。「最もユニークな挑戦だったけれど、自信が生まれたのは最終的にすべての曲をライヴでやったからなんだ」
ティモシー・シャラメはボブ・ディランの大スターになりたいという夢にもどこかで共感できると続けている。「僕なりにも自分の人生経験があって、変な言い方だけれど、彼が経験したことには共感できるところがある。ボブ・ディランはロックンロール・スター、バディ・ホリー、リトル・リチャード、エルヴィス・プレスリーになりたかった。それは見方にもよるけど、ライス・クリスピーのようなポップなロックンロールで、50年代後半に浸透してキッズにも広がった。同じように僕もビッグな映画俳優になりたかったんだ」
先日、ティモシー・シャラメは“Subterranean Homesick Blues”を使いながら撮影の様々な場面を振り返る動画も公開している。
ティモシー・シャラメは歌詞の一部が書かれたフリップを投げ捨てていく有名なミュージック・ビデオも再現しており、舞台裏映像なども使われている。
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