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キッド・ロックはアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ元大統領が勝利したことを受けて、「嘲笑っている時ではない」と語っている。

ドナルド・トランプ元大統領は11月5日の選挙で必要な数の選挙人票を獲得しており、一般投票でもカマラ・ハリス副大統領を破って、二度目の大統領就任を確実なものとしている。

キッド・ロックは一度目の大統領就任を決めた2016年の選挙から長年ドナルド・トランプを支持していることで知られている。今回の選挙戦でもキッド・ロックはトランプ陣営の宣伝役のようになっており、共和党候補を支持するためにいくつかの集会に登場している。

今回、キッド・ロックはソーシャル・メディアで選挙を受けての正式な所感を投稿しており、ロックスターらしい格好で「MAGA」と書かれた白のハットを被って、マイクを落とし、股間をつかんで、カメラに向かって中指を立てるところから始まっている。

しかし、その後、キッド・ロックは本名のボブ・リッチーとして白のTシャツに短パンという出で立ちで登場して、アメリカの象徴的なイメージと共に次のように語っている。「まず初めに家族、友人、支持者に伝えておきたいのは今は嘲笑っている時ではないということだ」

「忘れてはならないのは左寄りの友人たちのほとんどは私たちと同じことを人生に望んでいる善良な人たちであり、そこに到達するための方法が異なるだけだということだ。今は大きな人間になって、オリーブの枝を広げ、この偉大な国のすべての理性的な人々を団結させるんだ」

動画ではドナルド・トランプ元大統領の銃撃事件の映像も使われており、ボブ・リッチーは次のように締めくくっている。「神はアメリカを祝福する。トランプ大統領と一緒に、もう一度アメリカを偉大にするんだ」

選挙前、キッド・ロックはエミネムがカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明したことについて自身の見解を語っていた。

「今回はちょっと聞いてもらいたいんだけど、エミネムのことは大好きなんだ。僕らは長年にわたって友人なんだよ。彼の政治観には同意しないけれど、彼やテイラー・スウィフトのような人たちが立ち上がって、恐れずに信じていることのために声を上げたことには敬意を表したい。異なる考えを持ち、そうする自由があることがこの国を偉大にするんだ」

その上でキッド・ロックは改めてドナルド・トランプ元大統領を支持していることを宣言している。「私のスタンスとしては明らかにMAGAで、ドナルド・トランプ元大統領がもう一度アメリカを偉大にしてくれると心でも頭でも身体でも分かるからなんだ。アメリカに神の御加護を」

今年、キッド・ロックは共和党全国大会で“American Bad Ass”を披露しており、ドナルド・トランプ元大統領の銃撃事件を踏まえながら歌詞を「Say ‘Hey! Hey’」から「Say ‘Fight! Fight!’ Say ‘Trump! Trump!’」に変えて演奏している。

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