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リアム・ペインはその死に関連して2人の人物が逮捕されて、3人目の人物が家宅捜索を受けたと報じられている。

ワン・ダイレクションのメンバーだったリアム・ペインは10月16日にアルゼンチンのブエノスアイレスにあるカサシュール・パレルモ・ホテルの3階のバルコニーから落下して亡くなっている。享年31歳だった。アルゼンチンの検察当局は死因について多発外傷と内外出血によるもので、頭部の怪我は死に至るほど重傷だったと発表している。

その後、リアム・ペインがバルコニーから転落死した際、彼の体内からはピンク・コカインとその他の薬物が検出されたことが明らかになっている。

10月25日には亡くなったホテルの家宅捜索も行われている。ブエノスアイレスの地元紙『ラ・ナシオン』によれば、警察は更なる証拠、特に最後の数時間の行動を繋ぎ合わせる文書、フィルムの記録、映像などを探していたという。『ガーディアン』紙は警察がコンピュータのハードディスクとホテルの防犯カメラの映像を押収したと報じている。

ホテルの従業員やリアム・ペインの死に関わった当局の技術者や医師への聴取も行われており、ブエノスアイレスに駆けつけたリアム・ペインの父親であるジェフ・ペインも捜査に協力している。

今回、『ABCワールド・ニュース』は2人の人物が逮捕されたと報じている。米『ローリング・ストーン』誌によれば、2人ともホテルの従業員だという。

アルゼンチン滞在中に共に過ごしたアルゼンチン人ビジネスマンも家宅捜索を受けている。地元紙『ラ・ナシオン』はリアム・ペインのマネージャーと偽っていたこの友人のビジネスマンは死体遺棄の罪を問われており、6年の実刑判決を受ける可能性があると報じている。

複数のメディアがこのビジネスマンはリアム・ペインが薬物の問題を抱えていることを家族に知らせなかったとも報じている。『ラ・ナシオン』は捜査当局がリアム・ペインが亡くなった日にこの友人に電話したが、姿を現すことはなく、翌日弁護士を通じて警察の捜査を受けたことを報じている。

警察は9ヶ所を家宅捜索したが、そのうちの8ヶ所は起訴された3人に関連するもので、9ヶ所目は亡くなる数時間前に一緒にいたとされる女性の部屋だった。捜査当局はまたリアム・ペインのホテルの部屋から発見されたダヴの石鹸箱についても調べている。

リアム・ペインの遺体の引き渡しは捜査のために予想以上に時間がかかったと見られているが、11月7日に行われたと報じられている。

また、リアム・ペインについては死後初となる楽曲のリリースが発表から2日後に中止されることが明らかになっている。

グラミー賞受賞歴のあるプロデューサー/シンガーのサム・パウンズは亡くなる前にリアム・ペインとスタジオに入っていて、ソーシャル・メディアで一緒に取り組んできた楽曲を11月1日にリリースすることを発表している。“Do No Wrong”という楽曲はオリジナル・ヴァージョン、ライヴ・ミックス、アカペラの3つのヴァージョンでリリースされる予定となっていた。

しかし、曲のリリースを喜ぶファンもいたが、リアム・ペインの死からまだ日が浅いと感じた多くのファンから反発を受ける形となっていた。それを受けて、サム・パウンズは曲のリリースを中止することを発表して、「まだその時じゃない」と述べている。

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