ザ・キュアーのロバート・スミスは心臓病の慈善団体に寄付を行うために新作『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』に影響を与えたアートワークをオークションに出品している。
ロバート・スミスは576枚のポストカード・サイズの作品を出品するオンライン・オークション「アノニマス・ハート・プロジェクト」のために5作品を制作している。
ロバート・スミスの作品は11月1日にリリースされた16年ぶりのアルバム『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』の収録曲にちなんだものとなっており、“Drone:Nodrone”、“I Can Never Say Goodbye”、“All I Ever Am”、“A Fragile Thing”といった曲がモチーフとなっている。
5つ目の作品は『ディスインテグレーション』、『ザ・ヘッド・オン・ザ・ドアー』、『スリー・イマジナリー・ボーイズ』、『ポルノグラフィー』といった過去の作品や他のアーティストのイメージをコラージュしたものとなっている。
ロバート・スミスがこのプロジェクトに参加するのは今回で5度目で、これまでの作品で心臓病の全国的な慈善団体である「ハート・リサーチUK」に約5万ポンドを寄付している。
ロバート・スミスはこのチャリティに2019年から参加することで30年間止めていた絵を描き始めたとも述べている。
5作品の画像は以下の通り。
「ハート・リサーチUK」の代表であるケイト・ブラット・ファラーは次のように述べている。「私たちはロバート・スミスの継続的な支援と寛大さに大変感謝しています。過去5年間にわたる彼の貢献は重要な心臓研究のために多額の資金を集め、大きな影響を与えてくれることになりました」
「『アノニマス・ハート・プロジェクト』が絵画への情熱を再燃させたことは素晴らしいことですし、関わることができて光栄です」
「今年のオークションはこれまでで最大で、ロバート・スミスのようなミュージシャンやアーティストが参加してくれたことで、心臓病との闘いに変化を起こすことができるのが楽しみです」
ロバート・スミスの他にも「アノニマス・ハート・プロジェクト」にはブラーのベスト盤のアートワークを手掛けたジュリアン・オピー、ザ・レヴェラーズのジェレミー・カニンガム、ザ・トワイライト・サッドも参加しており、オークションは11月10日まで受け付けられている。
https://www.ebay.co.uk/usr/heartresearchuk_shop
ロバート・スミスは先日「ハート・リサーチUK」のために4枚のサイン入りプリントもオークションに出品し、ガン研究チャリティのために2本のギターのデザインも行っている。
ザ・キュアーの『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』は週半ばの速報で全英チャートにおいて他のトップ10に入っている作品の合算セールスをも上回るセールスを記録しており、1位を獲得することになれば、1992年発表のアルバム『ウィッシュ』以来となる。
また、ザ・キュアーは新作『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』のリリースを記念して、ロンドンのザ・トロキシーで行われたスペシャル・ライヴの全編映像も公開されている。
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