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スリップノットのショーン・“クラウン”・クラハンはバンドの失われたアルバム『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』のリリースが遅れていることについて語っている。

『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』は2008年発表の『オール・ホープ・イズ・ゴーン』を制作している時にコリィ・テイラー、シド・ウィルソン、ジム・ルート、ショーン・クラハンによってレコーディングされた作品となっている。コリィ・テイラーは一時2つのアルバムを1つにまとめようとしたが、「ものすごく実験的で、独特の空気」の曲があって、うまくいかなかったと語っていた。この時のセッションからリリースされた曲は『オール・ホープ・イズ・ゴーン』のボーナストラックだった“Til We Die”のみとなっている。

このアルバムのリリースについては参加メンバーによって予告されてきており、昨年もコリィ・テイラーがリリースについての期待を再燃させていたが、今回、ショーン・“クラウン”・クラハンは最新の状況について言及している。

ショーン・“クラウン”・クラハンは『ヴァルチャー』に次のように語っている。「どこから話し始めればいいのか分からないけど、音源もビデオもあるんだ。未完成のコンセプトだってたくさんあるし、完成目前のものもある。キャリアを通して多くのものを作ってきたから、世に出ているのはごくごく僅かなんだよ」

ショーン・“クラウン”・クラハンは『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』について次のように言及している。「音源が存在することも、世に出ることも誰も信じていなかったんだけど、自分としては高く評価していて、こんな風に歌うコリィ・テイラーは聴いたことがないはずだと言ってきた。自分の中ではまったく違うアプローチでね。最近になってリリースすることを許可したんだ。懸命にミックスもマスタリングもやったよ」

今年のスリップノットはデビュー25周年を記念したツアーを行っており、2025年に夏から始まるヨーロッパ・ツアーを行うことも先日発表されている。

昨年12月、ショーン・“クラウン”・クラハンは『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』が「間違いなく」2024年にリリースされると『NME』に語っていた。「歌詞もあるし、作品としては完成している。ミックスも、マスタリングもやった。2024年に間違いなく出るし、素晴らしいアルバムになっているんだ」

コリィ・テイラーも『NME』のインタヴューで『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』がリリースされていないのには自分のせいの部分もある。

アルバムのことについて訊かれると、コリィ・テイラーは次のように答えている。「その話題を持ち出したのが面白いね。この間、そのことについてクラウンと話をしたんだけど、『リリースされていない理由の一つは、お前がリリースし続けているからリリースしたい時期と重なるんだ』と言われてね。『なんで言ってくれなかったんだ?』と言ったら、『いいか、テイラー。出し過ぎなんだよ』と言われたよ。彼はようやくリリース日を確定できたみたいで、僕はそれを台無しにするようなものはリリースしないと約束したんだ。来年になるんじゃないかな」

スリップノットは今年になってセパルトゥラのドラマーだったエロイ・カサグランデを新ドラマーに迎えてライヴ活動を行っている。

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