チャーチズのローレン・メイベリーはソロ・デビュー・アルバム『ヴィシャス・クリーチャー』をリリースすることを発表して、新曲“Crocodile Tears”が公開されている。
新曲“Crocodile Tears”はウィネトカ・ボウリング・リーグのマシュー・コーマと共作された曲で、80年代サウンドのビートと躍動的なシンセサイザーによる陽気な楽曲で、欲しいものを手に入れるためなら何でも言うような男たちを相手にしなければならないことにうんざりしている感情を表現しているという。
“Crocodile Tears”の音源はこちらから。
新曲はローレン・メイベリーが豪華なホテルの一室でマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのオーバーサイズのTシャツと赤いタイツに身を包み、お茶を飲んだりするヴィジュアライザーと共に公開されており、シャルロット・パットモアが監督を務めている。
ローレン・メイベリーはこの曲について次のように語っている。「いい人でなければならないという考えを捨てられるようなキャラクターを採用したかった。それが多くの女性を阻んでいると思うから」
「いい人と思われなくてもよくなれば、ひどい扱いをされた時にも『失せろ』と気持ちよく言えると思う。今回のアルバムやこの曲ではそうすることにしてみたの」
ソロ・デビュー・アルバム『ヴィシャス・クリーチャー』は12月6日にリリースされる。アルバムについてプレス・リリースでは次のように評されている。「セクシュアリティとエンパワーメントについて初めて深く個人的な視点から書かれた作品であり、彼女の青春時代のアイコン(トーリ・エイモス、フィオナ・アップル、PJハーヴェイ、キャスリーン・ハンナ)、そして2000年代に彼女に形成的な影響を与えたオール・セインツやシュガーベイブスといった90年代のイギリスのガールズ・グループとも再び繋がった作品になっている」
アルバムにはマシュー・コーマ、イーサン・グルスカ、トバイアス・ジェッソ・ジュニア、ダン・マクドゥーガルらが参加しており、「インスピレーションの新しい世界だけでなく、彼女がずっと自分の中に持っていた創造性の深い井戸」にアクセスする手助けをしてくれたという。
「今回のプロセスの多くは自分の直感に耳を傾ける力をつけるエクササイズだった。自分のことを訓練していくようだった」とローレン・メイベリーは語っている。「それが最終的に何かを作り始める理由になる。何かを感じて、それをどうにか表現したいと思うようになる。そうした自立心を学び直し、自分が選んだテーブルに何をもたらすかを認識することが重要だったと思う」
アルバムにはこれまでリリースされてきた“Something In The Air”、“Are You Awake?”、“Change Shapes”といった楽曲も収録される。
アルバム制作中にインスピレーションを受けた作品についてローレン・メイベリーは『キャバレー』や『シカゴ』といったミュージカルを挙げている。「特にアルバムのヴィジュアル面に関しては、これまでできなかったような方法でヴィジュアルをストーリーテリングの一部にしたいと思った」とローレン・メイベリーは語っている。「ストーリーテリングの一部としてヴィジュアルに参加する時も肉体的な面で自分自身を所有したかった。そうやって、自分のためのものではない風景に溶け込むのではなく、自分が美的価値観の運転席に座りたかった」
ソロ・デビュー・アルバムのトラックリストは以下の通り。
1. ‘Something in the Air’
2. ‘Crocodile Tears’
3. ‘Shame’
4. ‘Anywhere But Dancing’
5. ‘Punch Drunk’
6. ‘Oh, Mother’
7. ‘Sorry, Etc’
8. ‘Change Shapes’
9. ‘Mantra’
10. ‘A Work of Fiction’
11. ‘Sunday Best’
12. ‘Are You Awake’
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