レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークはファンがレディオヘッドの復帰を望もうが気にしないと語っている。
オーストラリアの媒体『ダブルJ』でレディオヘッドの今後に対してファンから期待が寄せられていることを訊かれたトム・ヨークは次のように答えている。「それは知らないし、まったく気にもかけていないんだよね」
インタヴューでトム・ヨークはレディオヘッドが現時点でプライオリティのトップではないと語り、個々のプロジェクトに集中する余裕と自由をもうけていると述べている。「誰も傷つけるつもりはないし、気にかけてくれていることには感謝しているよ。でも、僕たちは、自分たちを説明したり、何をすべきかという誰かのこれまでの考えに答えたりすることなく、自分たちにとって意味のあることをする権利を得たと思うんだ」
一方、レディオヘッドのベーシストであるコリン・グリーンウッドは先月バンドで一緒にリハーサルを行ったことを明かしている。
コリン・グリーンウッドはメキシコで開催された文学の祭典「ヘイ・フェスティバル・ケレタロ」でビデオ通話のインタヴューに応じており、著書であるフォト・ブック『ハウ・トゥ・ディスアピア』について語っている。コリン・グリーンウッドはその中で数ヶ月前にバンドが集まったことを明かしている。
「ロンドンで2ヶ月前に昔の曲を演奏するためにリハーサルをやったんだ」とコリン・グリーンウッドは語っている。「楽しかったよ。素晴らしい時間になったね」
今年5月、ジョニー・グリーンウッドはバンドのメンバー全員が個々のプロジェクトに取り組んでいるバンドの現状について語っていた。
「まあ、ザ・スマイルもツアーに出ているし、エド(・オブライエン)も次のソロ・レコードを作っている。コリン・グリーンウッドはニック・ケイヴでベースを弾いている。シドニー・オペラ・ハウスで5日間ソールド・アウト公演を行ったところなんだ。だから、たくさんの音楽が作られているんだよ」
ジョニー・グリーンウッドは「レディオヘッドとしてではない」だけで、バンドメンバー全員が現在多忙していると語っている。
「常に話はしているんだ。計画を立てて、前もってみんなで時間を確保する必要があるんだけど、そういうことはあまり得意じゃないんだよ。スタジオで過ごすことに忙しくさせてもらっているんだ」
トム・ヨークは11月にソロ・ツアーでの来日公演を行うことも決定している。
また、トム・ヨークは2003年発表のアルバム『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』をシェイクスピアの名作『ハムレット』のためにリアレンジすることが明らかになっている。
舞台『ハムレット:ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』はトニー賞とローレンス・オリヴィエ賞を受賞している演出家のスティーヴン・ホゲットとクリスティン・ジョーンズがトム・ヨークとコラボレーションしたもので、『ハムレット』を現代化したものとなっている。
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