オジー・オズボーンはロックの殿堂入りの式典に出席して、スピーチで語った内容が明らかになっている。
オジー・オズボーンはブラック・サバスとして2006年にロックの殿堂入りを果たしているが、今回、ソロ・アーティストとしてもロックの殿堂入りを果たしている。オジー・オズボーンは2006年からソロ・アーティストでもロックの殿堂入りの資格を有していた。
オハイオ州クリーヴランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスでロックの殿堂入りの式典ではビリー・アイドル、トゥールのメイナード・ジェームス・キーナン、ジェリー・ロールらがメタリカのロバート・トゥルヒーヨ、ザック・ワイルド、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、ギタリストのスティーヴ・スティーヴンス、プロデューサーのアンドリュー・ワットを従えてオジー・オズボーンに敬意を表したパフォーマンスを行っている。
オジー・オズボーンの紹介役を務めたジャック・ブラックは次のように語っている。「ポスト・マローンやテイラー・スウィフトをストリーミングして、傷心した心が求めるあたたかいハグを得ることもできるけれども、オジー・オズボーンのカタログを初めて聴いて、夜通し衝撃を得ることもできる。なんてこった。お前らキッズは本当にラッキーだな」
オジー・オズボーンはステージに上がって、その後短い受賞スピーチを述べている。「愛する皆さん、やってきたよ。ここにいるのが自分でも信じられないんだ。どうかありがとうと言わせてくれ。というのも、長ったらしい独白で君たちを退屈させるつもりはない。ロックの殿堂で私のソロ活動に投票してくれた人にお礼を言いたい。本当にありがとう。心の底から感謝するよ。ありがとう」
「私のファンは長年にわたって忠義を見せてくれて、感謝しきれないよ。長年にわたって世界でも最高のギター・プレイヤー、ドラマー、ベース・プレイヤーと一緒にできたのは幸運だったし、今夜も何人か参加してくれる。でも、ランディ・ローズという名前の人物については言っておかないといけない。ランディ・ローズがいなかったら、私はここにいなかっただろう。それ以上に妻のシャロンだ。私の人生を救ってくれた。そして孫や子どもたち。彼らのことは大好きだよ」
「そういうわけでショウを進めていこうと思うから、ジャックにショウを返すよ」
オジー・オズボーンは2021年にランディ・ローズがロックの殿堂入りを果たした時にも賛辞を寄せている。ランディ・ローズは1982年にツアー中の飛行機事故で亡くなっている。ランディ・ローズは1979年にブラック・サバスを脱退したオジー・オズボーンがソロ・キャリアに乗り出すにあたって、“Crazy Train”、“Mr. Crowley”、“Flying High Again”といったヒット曲を共作している。
オジー・オズボーンはビル・ワードが参加したブラック・サバスとしての最後の公演を行う可能性を示唆している。
元々、ビル・ワードは2011年11月に発表されたブラック・サバスの再結成に参加する予定になっていたが、その後、契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明していた。
今年5月、オジー・オズボーンはビル・ワードが参加したブラック・サバスとしての最後の公演を行う「チャンスがあったら飛びつく」だろうと語っている。「ビルがいなかったことが悲しいよ。ドラマーのトミー・クラフェトスはいい仕事をしたと思うけど、彼はビル・ワードじゃないからね」
ギーザー・バトラーは彼とオジー・オズボーンはライヴを行うことについて「合意している」と語っており、シャロン・オズボーンはオジー・オズボーンがライヴから引退する前に「お別れを告げる2つの公演」を計画していることを明らかにしている。
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