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マンチェスターは人口1人あたりに対して全英アルバム・チャートで1位を記録したグループのアルバムの数が最多であることが明らかになっている。

これは10月19日に迎えるナショナル・アルバム・デイに際して英国レコード産業協会によって発表されたもので、再結成を発表したオアシスをはじめ、ザ・スミス、シンプリー・レッド、テイク・ザットなど多くのグループを輩出しているマンチェスターはグループの育成にUKで最も成功している都市であることが明らかになっている。

1956年に全英アルバム・チャートの集計が始まって以来、マンチェスター出身のグループによるアルバムは35枚が1位を獲得しており、総計で90週にわたってアルバム・チャートのトップに立っている。その中には10週連続チャート1位を獲得したオアシスの『モーニング・グローリー』を筆頭とするオアシスの7枚のスタジオ・アルバムや、先月30周年を記念してリイシューされて1位に返り咲いたデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』も含まれている。

こうしたマンチェスター発のグループによる成功についてアンディ・バーナム市長は次のように語っている。「私たちの多くが以前から感じていたことではありますが、マンチェスターがUKで最も多くのチャートのトップにランクインするバンドを輩出していることが公式に確認されたことは素晴らしいことです」

アンディ・バーナム市長は次のように続けている。「マンチェスターはバズコックスやオアシスといったロックンロールからザ・スミスといったインディ、ニュー・オーダーやケミカル・ブラザーズといったダンス・ミュージックまで幅広いスタイルのジャンルがあり、マンチェスターがクリエイティヴィティの拠点であることを示しています。音楽はマンチェスターで最大の輸出品の一つであり、この街の人々を如実に反映したものとなっています」

この調査結果はオフィシャル・チャートのデータと国家統計局の2022年推計人口に基づいて、人口1人当たりに対して全英アルバム・チャートで1位を記録したグループのアルバムの数をランキングにしたものとなっている。対象となる都市は10万人以上の人口のある都市で、グループが結成された場所が適用されており、メンバーが生まれた場所や育った場所は考慮されていない。さらにベスト・アルバムやライブ盤、その他のコンピレーション・アルバムは除外されている。

2位にランクインしたのはオックスフォードで、全英アルバム・チャートで6作が1位に輝いているレディオヘッドのほか、スーパーグラスやフォールズも貢献する形となっている。3位は1963年発表のデビュー・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』から1970年発表の最終作『レット・イット・ビー』まで、11作が全英1位を獲得しているザ・ビートルズが牽引するリヴァプールとなっている。

人口1人あたりの1位を記録したグループのアルバムの数によるランキングは以下の通り。

1. Manchester
2. Oxford
3. Liverpool
4. Wigan
5. Worthing
6. Salford
7. Sheffield
8. Basildon
9. Stockport
10. London

先日、オアシスは2025年に行われる再結成によるオーストラリア公演の詳細が発表されている。

ノエル・ギャラガーリアム・ギャラガーは来年の夏に2009年以来となる形で共演する予定となっていて、ツアーは大規模なUK&アイルランド公演から始まる形となっている。バンドは北米やメキシコを回った後、9月末にロンドンのウェンブリー・スタジアムでライヴを行うことが決定している。

オアシスはオーストラリア公演の発表日時を週末に予告していたが、今回、10月31日にメルボルンのマーヴェル・スタジアムで、11月1日にシドニーのアコー・スタジアムで公演を行うことが発表されている。

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