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タイラー・ザ・クリエイターは先日のライヴ・パフォーマンスでイーロン・マスクのことを批判している。

現地時間10月6日にタイラー・ザ・クリエイターはオースティン・シティ・リミッツ・フェスティバルでヘッドライナーを務めており、2017年発表の楽曲“911”を披露した際に歌詞を変えており、イーロン・マスクを揶揄している。

タイラー・ザ・クリエイターは「Sucks you can’t gas me up / Man fuck Elon!(君じゃ俺は盛り上がらないんだよな。いいか、イーロンなんて最低だよ)」とラップしている。

元々、2017年にリリースされた該当部分のリリックは「Sucks you can’t gas me up / Shout out to Elon(君じゃ俺は盛り上がらないんだよな。イーロンにはエールを)」というものだった。タイラー・ザ・クリエイターは2015年にテスラとイーロン・マスクへの賞賛を公の場で口にしており、2016年には「イーロンにエールを」とツイートして、イーロン・マスクも「ありがとう、タイラー」と応じていた。

しかし、2017年以降、事態は大きく変わっており、イーロン・マスクはツイッターを買収して、「X」に改名したほか、ドナルド・トランプ元大統領を支持することを表明し、誤情報の拡散や有名人に向けた気味の悪い投稿を助長する「表現の自由」を提唱している。

昨年、ジャック・ホワイトもイーロン・マスクに失望して所有していたテスラ・モデルSをオークションに出品している。

ジャック・ホワイトはテスラを率いているイーロン・マスクにかつては賛辞を寄せ、2018年にはカリフォルニア州フリーモントにあるテスラの工場でプライベート・コンサートにも出演していた。

しかし、昨年10月にツイッターを買収して、イーロン・マスクが言論の自由について恣意的な行為が見られたことを受けて、ツイッターを離脱して、イーロン・マスクを批判する側に回っている。昨年12月にはジャック・ホワイトはイーロン・マスクに対して次のように述べている。「イーロン、『表現の自由』とやらはうまくいっているかい? 思うに、君は誰に表現の自由を与えて、誰に与えないかを決めなきゃいけなかったんだよね。リベラルの泣き虫たちは誰かの表現の自由を凍結させたりしたのかな?」

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