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ビョークは5年間に及ぶ『コーニュコピア』ツアーを記録した書籍が刊行されることを発表している。

書籍『コーニュコピア:ザ・ブック』は過去5年間に何度も形を変えながらアーティストの境界を打ち破ったツアーを記録したものとなっている。

書籍『コーニュコピア:ザ・ブック』は11月15日に刊行される。書籍は480ページのヴォリュームで、フォトグラファーのサンティアゴ・フェリペが撮影した300点以上の写真が掲載される。

ビョークは書籍『コーニュコピア:ザ・ブック』について次のように述べている。「このツアーの前に10年間にわたってヴァーチャル・リアリティとアニメーションによるソフトウェアで360度のサウンドを探求して、アプリによる初めてのアルバム『バイオフィリア』を制作し、VRによるアルバム『ヴァルニキュラ』を制作しました。完全没入型体験というアイディアには大きな影響を受けて、アイスランドの灯台で春を過ごす中で、『ユートピア』はサラウンド・スピーカーへと広がっていくことになりました。私の意図は21世紀のヴァーチャル・リアリティで作ったものを19世紀の劇場に持ち込む、ヘッドセットをステージに変えていくことでした」

ビョークは次のように続けている。「そうしたヴィジョンは様々なテクスチャーが投影される27枚の動くカーテンとLEDスクリーンで実現され、デジタルのアニメーションによる公演を生むことになりました。マグネティック・ハープ、アルフォン、サーキュラー・フルート、リバーブ・チェンバーといった特注の楽器も登場させたいという思いもありました。それは自分なりのチャペルで親密なパフォーマンスを広げるために音響設計士とともに特別に作られたものです」

書籍は『コーニュコピア』ツアーのスペクタクルと細かい詳細に加えて、別の物語もあるという。「この物語にはサブプロットも組み込まれています。アヴァターに関する二つ目の物語です。現代のマリオネットは錬金術的に人形から人形へと姿を変え、心臓の傷から完全に治癒した状態まで変わっていくのです」

『コーニュコピア』ツアーについては映画が製作されていることも明らかになっている。ポルトガルのリスボン公演で収録された本作は現在ポスト・プロダクションが行われているということで、ビョークの気候変動に関する取り組みを追ったものとなっている。

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