ケンドリック・ラマーとリアーナは2025年のコーチェラ・フェスティバルへの出演を断ったと報じられている。
ブルームバーグはコーチェラ・フェスティバルの来年の見込みについての記事を掲載しており、その中でケンドリック・ラマーとリアーナの動向を最初に報じている。
ブルームバーグによれば、ゴールデンヴォイスのCEOで、コーチェラ・フェスティバルの共同創始者であるポール・トレットは今年4月にフェスティバルが終わってからというもの、2025年のヘッドライナーを探しているという。
コーチェラ・フェスティバルは新型コロナウイルスのパンデミックの間は開催することができず、過去2年間はチケットが完売しないなど、近年苦境に立たされている。
今年1月、コーチェラ・フェスティバルは2024年開催分のチケット売り上げが過去10年間で最も低迷していることが明らかになっていた。
ブルームバーグによれば、ポール・トレットは2025年まで売上が落ち込まないように、来年は最高峰のアーティストをブッキングしようと考えているが、今のところヘッドライナーは決まっていない。
ポール・トレットは売り上げを約束してくれる2組のアーティストとしてケンドリック・ラマーとリアーナを考えていたという。
ケンドリック・ラマーはコーチェラ・フェスティバルに出演しながら名を上げただけでなく、ドレイクとのビーフが大々的に報じられたこともあり、今年の音楽界で最も大きな話題の一つとなっている。
リアーナはここ数十年で最も成功したポップ・スターの一人であり続けており、ファンは通算9作目となるアルバムを心待ちにしている。『R9』と評されているアルバムはほとんど詳細は明らかにされておらず、2016年発表の『アンチ』以来のアルバムとなる。
しかし、ブルームバーグに情報を提供した複数の情報筋によれば、ケンドリック・ラマーとリアーナは共に2025年のコーチェラ・フェスティバルへの出演を断ったと報じられている。
断った理由については発表されていないものの、ケンドリック・ラマーは来年のスケジュールが膨大にあるため、出演を断ったと見られている。ケンドリック・ラマーは来年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーでヘッドライナーを務めることが決定しており、その後は大規模なスタジアム・ツアーを行うと考えられている。
リアーナはここ数年正式なツアーを行っておらず、最近は家族と新しい事業を始めることに目を向けているという。今年3月、リアーナはインドの大富豪ムケシュ・アンバニの息子の結婚式で8年ぶりとなるライヴを行っている。また、2023年にはスーパーボウルのハーフタイム・ショーのヘッドライナーを務め、アカデミー賞授賞式でパフォーマンスを披露している。
昨年12月、リアーナはライブ・ネイションと新たな契約を結んだと報じられ、完全なカムバックが目前に迫っていると報じられていた。正式なワールド・ツアーが2024年か2025年に行われると報じられていたが、現時点で実現していない。
2025年のコーチェラ・フェスティバルの開催まではあと6ヶ月となっているが、ラインナップに正式に決定したアーティストはおらず、主催者側はまだヘッドライナーを探していると見られている。
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