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ザ・キュアーはニュー・アルバムより新たな楽曲“A Fragile Thing”の一部音源が公開されている。

ザ・キュアーは16年ぶりとなるニュー・アルバム『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』のリリースを控えており、先日、アルバムからは“Endsong”という楽曲の一部音源が公開されていた。

今回、アルバムから“A Fragile Thing”の一部音源が公開されており、トレードマークとなる入り組んだギターとダークなプロダクションが映える感情的な重みを湛えた楽曲となっている。

“A Fragile Thing”の一部音源はこちらから。

9月26日にザ・キュアーは2008年発表の『4:13ドリーム』以来となる新曲“Alone”をアルバムからのリード・シングルとして公開している。アルバム『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』は11月1日にリリースされることが発表されている。

アルバムについてロバート・スミスは公式インスタグラムに投稿された動画で次のように語っている。「このアルバムというのは正式な始まりみたいなものはなかったと思う。というのも、他のことが舞い込んできて、自分の生活からはだいぶ長い間姿を消していたんだ。一つ後悔があるとすれば、2019年にこの作品について口にしてしまったことだ。そうすべきではなかった」

ロバート・スミスは次のように続けている。「まだ作り始めたばかりだった。『新しいアルバムを作ることになる』と思う瞬間というのはいろいろあるんだけど、アイディアがあっても、いろんな理由で他のことのために後に回されてしまうことというのがあってね。だから、不確かな状態だったんだけども、『これはアルバムの1曲目だろ』と思った瞬間というのは間違いなくあった」

「バンドの歴史においても重要なのは、これがオープニングの曲で、これが最後の曲だというのが分かれば半分はできたものみたいなことだということだ。それがアルバムの鍵になるんだ」

2022年、ザ・キュアーはNMEアウォーズの授賞式に出席して、この時点でアルバムのタイトルを明かしていた。

「ザ・キュアーの2枚のアルバムに取り組んできたんだけど、そのうちの1枚は完成したんだ」とロバート・スミスは語っている。「でも、残念ながら完成したのは2枚目のアルバムなんだ。もう一方はまだ4曲ヴォーカルをレコーディングしなくちゃいけないんだよ。それぞれのアルバムには10曲が収録される」

彼は次のように続けている。「タイトルも決まっているんだ。『ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド』と言うんだ。アートワークもあって、曲順も決まっている。だから、ほとんどできているんだ」

アルバムのサウンドについて訊かれると、ロバート・スミスは次のように答えている。「1枚目のザ・キュアーのアルバムは容赦なく暗いんだ。これまででも最も暗いね。2枚目はアップビートなんだ」

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