ブルース・スプリングスティーンは次期アメリカ大統領選挙でカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明している。
ブルース・スプリングスティーンは現地時間10月3日にソーシャル・メディアで動画を投稿しており、次期アメリカ大統領選挙でカマラ・ハリス副大統領に投票することとその理由について語っている。
ブルース・スプリングスティーンは次のように語っている。「ドナルド・トランプ元大統領とJD・ヴァンスに相対するカマラ・ハリス副大統領とティム・ウォルズ副大統領候補を支持するよ。なぜかを伝えたいと思う。まもなくこの国の歴史においても最も重大な選挙のひとつを迎えるわけだけど、おそらくこの国で今ほど政治的、精神的、感情的に分断されていると感じるのは南北戦争以来だろう。こんな風になる必要はないんだ。この国を偉大で団結した国にしている共通の価値観や共通の物語がもう一度再発見されて、再び語られるのが待たれている。それには時間も努力も知性も信念も、国益に心導かれる女性や男性も必要となるだろう」
ブルース・スプリングスティーンは話題をドナルド・トランプ元大統領に向けている。「ドナルド・トランプ元大統領は生涯においても最も危険な大統領候補だ。彼は憲法の神聖さ、民主主義の神聖さ、法の支配の神聖さ、権力の平和的移譲の神聖さを軽んじていて、それを考えると、大統領の座に就かせるべきではない。彼はこの国の意味、歴史、そして深くアメリカ人であることの意味を理解していない」
ブルース・スプリングスティーンはカマラ・ハリス副大統領を支持することについて次のように続けている。「他方、カマラ・ハリス副大統領とティム・ウォルズは階級、宗教、人種、政治的観点、性的アイデンティティに関係なく、すべての人を尊重して、包含するこの国のヴィジョンに則している」
ブルース・スプリングスティーンは次のように締めくくっている。「そして、彼らは私のような一部の人間だけでなく、すべての人が恩恵を受ける形で経済を成長させたいと考えている。それが、私が55年間一貫して書き続けてきたアメリカのヴィジョンだ。今、物事の見方は人それぞれであり、私は同じ市民としてあなたの選択を尊重する。けれど、みなさんと同じように私も一票しか持っていない。それは私にとって最も貴重な持ち物のひとつだ。だから、11月5日になった際にはカマラ・ハリス副大統領とティム・ウォルズに投票しようと思う」
ブルース・スプリングスティーンは長年にわたって自身の音楽でも政治的な事柄に言及してきたが、初めて大統領選挙で自身の支持を正式に表明したのは2008年で、この年のアメリカ大統領選挙ではバラク・オバマ元大統領を支持している。その後は2016年はヒラリー・クリントンを、2020年はジョー・バイデンを支持しており、2021年の大統領就任式ではパフォーマンスも披露している。
テイラー・スウィフトやチャーリーXCXも先日、大統領選でカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明している。
また、ビリー・アイリッシュと兄のフィニアスもカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明しており、性と生殖に関する権利のキャンペーン動画では“When the Party’s Over”が使われている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.