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ピンク・フロイドはソニーにバック・カタログの権利を4億ドルで売却することで合意している。

『ミュージック・ビジネス・ワールドワイド』によれば、ピンク・フロイドの今回の契約にはバック・カタログの原盤権、隣接権、名称、肖像権なども含まれている。しかし、音楽出版権は今回の契約には含まれていない。

ピンク・フロイドの印税については現在ピンク・フロイド・リ三テッドとピンク・フロイド・ミュージック・リミテッドという2つの会社に管理されている。この2つの会社の違いはピンク・フロイド・ミュージック・リミテッドが1985年のロジャー・ウォーターズ脱退以前の音源を管理しており、ピンク・フロイド・リミテッドはそれ以降の音源を管理している。

『ミュージック・ビジネス・ワールドワイド』によれば、ピンク・フロイド・リ三テッドとピンク・フロイド・ミュージック・リミテッドは合わせて2023年6月30日決算の1年で約5000万ドル(約73億円)の収入を上げている。

今年6月、ソニーはクイーンのカタログの権利や肖像権を12億7000万ドル(約2000億円)で買収している。

先日、デヴィッド・ギルモアはピンク・フロイドのカタログ音源の権利を売却することについて経済的な観点ではなく、別の観点から「夢だった」と語っている。

米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでデヴィッド・ギルモアはカタログ売却について「夢だった」と語っている。「経済的な観点から言うと、興味はないんだ。ずっとはまってきた泥沼から抜け出せるということだけに興味があるんだよ」

「泥沼」とはデヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズの間で長年にわたって続いてきた確執を意味すると思われる。

デヴィッド・ギルモアはピンク・フロイドのバンドメンバーであるロジャー・ウォーターズについて語るのは「退屈だ」とも語っている。

「いつかは話すことになるんだろうけど、でも、今は話すつもりはないよ。退屈だからね。これで終わりだ」とデヴィッド・ギルモアは答えている。

「前にも言った通り、僕が30代の時に彼は僕らのポップ・グループを脱退した。今じゃ年寄りだし、関わりもない。彼の作品のことも知らないし、このことについては話すことがないんだよ」

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