オアシスはある夫婦がバンドにとって伝説的な場所とは知らずに2007年に廃駅を購入した逸話が明らかになっている。
ティム・コリスとライアン・フェルプスはダービーシャー州にあるクロムフォード駅のヴィクトリア様式の駅舎と待合室を購入したが、この場所がオアシスが1995年に発表したシングル“Some Might Say”のジャケットに登場することはまったく気づいていなかったという。
オアシスのファンであるにもかかわらず、ティム・コリスは第二級指定建築物である建物の内部で“Some Might Say”のジャケットを発見して、その重大さを理解することになったと『マンチェスター・イヴニング・ニュース』紙に語っている。
リアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーは「オアシス・ライヴ25」と銘打ってUK&アイルランドで再結成公演を行うことを発表しており、一昨日には北米公演も発表されている。ティム・コリスは再結成の発表後に聖地巡礼で訪れるファンが増えたと語っている。
「この建物を売ってくれた人物はそのことを私に言ってくれませんでした。でも、知っていたに違いありません。写真を持っていましたから」とティム・コリスは語っている。
「数年にわたってたくさんのオアシスのファンがやってきましたが、再結成が発表されると急増しました。すごい盛り上がりで、ダジャレで申し訳ありませんが、まさにスーパーソニックです」
ティム・コリスは次のように続けている。「写真を撮影したアーティストがここに来たこともあります。どうやらモノクロの写真だったようで、カラーにすることで、より雰囲気のあるものにしたかったようです」
多くのファンたちはリアム・ギャラガーがジョウロを持ち、ノエル・ギャラガーが橋から手を振るシングルのジャケットを再現しようとするという。「何をしているのか不思議に思わないように、宿泊客には注意書きを出しているのですが、みなさん、問題にすることはありません。手押し車を借りたいという方もいらっしゃいますが、喜んで協力しています」
しかし、ティム・コリスとライアン・フェルプスは再結成公演のチケットは手に入れられなかったとのことで、「ノエルとリアムに一晩のコテージを用意するので、チケットと交換してもらいたい」と語っている。
「ぜひお越しいただいて、宿泊して、ロックンロール・パーティーをしてもらえればと思います。素晴らしいことになるでしょう」とティム・コリスは語っている。「二晩の宿泊で249ポンドですが、最も売れたシングルの一つの場所を再訪したいのであれば、ぜひ宿泊してもらえればと思います」
ティム・コリスとライアン・フェルプスは2007年にこの物件を39万ポンドで購入しており、14万ポンドでリノヴェーションした後にコテージを2009年にオープンさせている。建物を修復して保存したことで、2011年にはチャールズ3世がこの場所を訪れている。
“Some Might Say”のジャケットは『ディフィニトリー・メイビー』の写真も手掛けたマイケル・スペンサー・ジョーンズが1995年1月に撮影している。
先日、リアム・ギャラガーから『モーニング・グローリー』のゴールド・ディスクをもらったオアシスの大ファンもゴールド・ディスクを返す代わりに再結成公演のチケットがほしいと語っている。
オアシスは再結成による北米公演にダイナミック・プライシングの販売方法が適用されないことも明らかにしている。
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