Photo: GETTY

オアシスは再結成による北米公演にダイナミック・プライシングの販売方法が適用されないことを明らかにしている。

オアシスはUK&アイルランドの再結成公演にチケットマスターによってダイナミック・プライシングが突如採用されて物議を醸すことになっていた。

チケットマスターは需要に伴ってチケットの「価格が高騰する」ダイナミック・プライシングの販売方法を2022年から導入している。

今回、オアシスのマネージメントは声明を発表して、9月30日に発表された公演についてダイナミック・プライシングの販売方法の対象にならないことを明らかにしている。

「チケットマスターによるダイナミック・プライシングはオアシスの北米公演の販売には適用されません」と声明には記されている。「ダイナミック・プライシングはチケットの転売に対抗して、かなりの割合でチケット価格を市場価格よりも低く保ち、その結果、より手頃な価格にするための有効な手段であることは広く受け入れられています」

「しかし、前例のないチケット需要の場合、チケットが発売された瞬間にツアー全体のチケット価格が何倍にもなる可能性があり、その需要に対応できないテクノロジーと組み合わさった場合、効果はなくなり、ファンにとって受け入れがたい体験につながる可能性があります」

声明は次のように締めくくられている。「UKやアイルランドのファンが体験した問題を繰り返さないためにも北米公演ではこのような判断にしました」

UK&アイルランド公演のチケット販売についてはイギリスの広告基準局と欧州委員会によってれぞれ個別に調査が行われることも決定している。

オアシスは先日ダイナミック・プライシングについて次のように述べている。「はっきりさせておきたいのは、チケット販売と価格設定に関する決定を完全にプロモーターとマネージメントに委ねており、ダイナミック・プライシングが採用されることをまったく認識してなかったということです」

オアシスによる北米公演は2025年8月24日にトロントのロジャーズ・スタジアムで行われる公演で幕を開け、8月28日にシカゴで、8月31日にイースト・ラザフォードで公演が行われた後、9月6日にはロサンゼルスのローズ・ボウル・スタジアムで公演が行われる。

チケットはオアシスの公式サイトで事前登録が日本時間10月1日21時まで受け付けられており、現地時間10月4日午前10時より一般発売が開始される。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ