バーブラ・ストライサンドは享年88歳で亡くなったカントリー界のレジェンドであるクリス・クリストファーソンに追悼の意を表している。
クリス・クリストファーソンの訃報は現地時間9月29日に家族から発表されており、ソーシャル・メディアには次のように記されている。「重い心境と共に、夫であり、父であり、祖父であったクリス・クリストファーソンが9月28日土曜日に自宅で穏やかに亡くなったことを発表します」
「彼との時間を私たちは皆有り難いものだと思っています。こんなにも長年にわたって彼のことを愛してくれたみなさんに感謝します。虹を見かけたら、彼が私たちに微笑んでくれているのでしょう」
クリス・クリストファーソンはカントリーのチャットでトップに立った音楽のキャリアに加えて、1976年公開の映画『スター誕生』ではバーブラ・ストライサンドの相手役を演じて、ゴールデン・グローブ賞を受賞している。
共演者のバーブラ・ストライサンドは映画のポスターと二人で一緒に写った写真を投稿して、クリス・クリストファーソンに追悼の意を表している。
「初めてクリス・クリストファーソンを見たのは、彼がロサンゼルスのトラバドールでライヴをしている時だった。彼が特別な人であるというのは分かった」とバーブラ・ストライサンドは述べている。「裸足でギターを掻き鳴らしていて、私が取り組んでいる脚本にぴったりの人だと思った。それが最終的には映画『スター誕生』になった」
「映画ではそのために書いた愛のメイン・テーマである“Evergreen”をクリス・クリストファーソンと私は一緒に歌った」
「2019年にロンドンのハイド・パークでコンサートをやった時、クリス・クリストファーソンに『スター誕生』の曲“Lost Inside Of You”をデュエットするのをお願いした。彼は相変わらずチャーミングで、観客は彼に拍手を送った。彼にふさわしい評価と愛を彼が受けるのを見るのは嬉しいことでした」
「あらゆる形で彼を支えてきたクリス・クリストファーソンの妻であるリサにお悔やみを申し上げます」
“Evergreen”でバーブラ・ストライサンドは二つ目のアカデミー賞を受賞しており、女性が作曲家として最優秀歌曲賞を受賞したのはこの時が初めてとなっている。
クリス・クリストファーソンは『天国の門』、『ブレイド』といった映画にも出演している。
“From Here To The Moon and Back”などでクリス・クリストファーソンとデュエットしたドリー・パートンも追悼の意を表しており、「なんて大きな喪失なのだろう。素晴らしい作曲家で、素晴らしい俳優で、素晴らしい友人だった。これからもずっと大好きです」と述べている。
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