ジャーニーのリード・ギタリストであるニール・ショーンはヴォーカリストのアーネル・ピネダがロック・イン・リオでのステージの後、ファンから求められるのであれば「金輪際で」バンドを辞めると述べた件についてアーネル・ピネダを擁護している。
先日、ジャーニーは2024年のロック・イン・リオに出演しており、アーネル・ピネダのパフォーマンスが批判を受ける格好となっている。なかでも、アーネル・ピネダが“Don’t Stop Believing”で正しい音程を取るのに苦労する動画は拡散されることになった。
それを受けて、ニール・ショーンはファンに向けて状況を説明しようとステージから撮影された動画を公開している。ニール・ショーンは自分たちのPAの設備が「アヴェンジド・セヴンフォールドによって極端に制限されていた」ことを「ずっと後になって」知ったと述べている。アヴェンジド・セヴンフォールドはジャーニーが19時に出演してから数時間後となる24時からの出演となっていた。
「これはPAからの音はほとんど客席にまでは届かないことを意味する」とニール・ショーンは述べている。「あり得ない仕打ちだよな。観客を見てくれ。でっち上げの嘘を除けば、気に入ってもらえたみたいだよ」「でっち上げの嘘」とはライヴの後にジャーニーとアーネル・ピネダに寄せられたオンライン上での批判のことだと思われる。
ドラマーのディーン・カストロノヴォもフェイスブックで「毎晩毎晩、毎年毎年、ジャーニーのカタログに挑戦している」アーネル・ピネダに熱烈な賛辞を寄せている。「彼はみなさんとジャーニーにできる限り最高のものを捧げてくれているよ。アーネル・ピネダが声が生理的楽器だという事実に直面することになったのは17年間でも数えられる公演だけだった。天候、疲労、ウイルス、バクテリア、時差ぼけなどに左右され、必要でもうまくいかない時もあったりする。だから、コントロールできないことで人間を叩くことに何の意味があるんだろう?」
9月22日、アーネル・ピネダはオンライン上での批判を受けて、次のように述べている。「この件でひどく落ち込んでいるのは世界でも僕だけだろう。これまでやってきた1000の正しいこともこの件で忘れられてしまうなんて驚きだね。よりによって、それがロック・イン・リオだなんてね」
アーネル・ピネダは「精神的にも感情面でも、これまでも苦しんできたし、今も苦しんでいる。でも、大丈夫だよ」と述べ、バンドを脱退すべきか投票するようにファンに呼びかけている。「チャンスを提供するよ(特に最初から僕のことを嫌いだった人や好きじゃなかった人たちにね)。ここに『GO』か『STAY』か、入力してくれ。『GO』が100万件に達したら、金輪際で脱退するよ」記事執筆時点で、アーネル・ピネダの投稿に対するコメントは4,000件弱にとどまっており、その大半は肯定的なものとなっている。
アーネル・ピネダはYouTubeに投稿されたジャーニーのカヴァー動画がきっかけになって、リード・ヴォーカルとして2007年にジャーニーに加入している。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.