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エリック・クラプトンはこれまでに3度殿堂入りを果たしているロックの殿堂の選考について自身の見解を語っている。

エリック・クラプトンは『ザ・リアル・ミュージック・オブザーヴァー』のインタヴューで今は亡きギタリストのJ.J.ケイルといった影響を与えたアーティストが除外されていることを批判している。

エリック・クラプトンは次のように語っている。「あの件については学生のチャラチャラした社交クラブにたまたま入ってしまったようなものと思っているんだ」

「自分にとってはアーメット・アーティガンがいたという事実が大きかったんだと思う。彼はルース・ブラウンやザ・ドリフターズといった忘れ去られようとしていた初期のアトランティックのアーティストのためにやっていた。それが雪だるま式に大きくなっていったんだよ」

エリック・クラプトンは米『ローリング・ストーン』誌が関与していることから疑念を抱いていたが、友人のロビー・ロバートソンも関与しており、説得されることになったと説明している。

しかし、エリック・クラプトンはロックの殿堂の選考について多くは満足していないことを明らかにしている。「J.J.ケイルのような人が提案もされていないという事実は、あれがどういうものか、もしくは、どういうものじゃないのかの証拠だよね。彼が候補になることもないだろう。そういうものじゃないんだ。そういうものがどういうことか、分からないけどさ。でも、連中にとっては無名過ぎるんだろう」

バッド・カンパニーのフロントマンであるポール・ロジャースもロックの殿堂入りしておらず、過去に断ったことにも言及して、エリック・クラプトンは次のように述べている。「彼は反逆者なんだよ。反逆者のための場所はないんだ。権威的なものなんだ」

ロックの殿堂に批判を寄せているのはエリック・クラプトンだけではなく、ロックンロールのゴッドマザーと称されたシスター・ロゼッタ・サープも2017年まで殿堂入りしていなかった。ロックの殿堂はジャンルによる偏りやアメリカとイギリスのアーティストに比べて、カナダのアーティストが少ないことも指摘されている。

先日、オアシスが2024年にロックの殿堂入りを果たす候補となったことを受けて、リアム・ギャラガーは「ロックの殿堂はくそだ。あれは最低な奴らばかりだ」とツイートしている。ファン投票を行おうとしているユーザーに向けてリアム・ギャラガーは「時間を無駄にするな」として「ありがたいけれど、全部くだらないことだ」とも述べている。「カウボーイ・ハットを被った老いぼれたちの独りよがりの賞なんていらない」

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