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ザ・ホワイト・ストライプスはドナルド・トランプ元大統領の陣営がソーシャル・メディアで許可なく“Seven Nation Army”を使ったことについて訴訟を起こしている。

訴訟はメグ・ホワイトとジャック・ホワイトの両名が共同原告として名を連ねたもので、選挙活動のために飛行機に搭乗する様子を撮影した動画についてドナルド・トランプ元大統領の陣営が著作権を侵害していると主張している。

マンハッタンの連邦裁判所に提出された訴状には、ザ・ホワイト・ストライプスが「被告のドナルド・トランプ元大統領が政権時に採用した政策や二期目に向けて提案している政策に激しく反対する」とも記されている。

問題となった飛行機に搭乗する様子を撮影した動画はドナルド・トランプ元大統領の陣営のコミュニケーション部門の副主任であるマーゴ・マーティンによって投稿されている。

訴状にはドナルド・トランプ元大統領の陣営が「本訴訟で問題となっている事項を解決するための原告の訴訟前の努力を無視し、それに応じないことを選んだ」としており、「原告の法的権利を無差別に踏みにじった」とも記されている。

ジャック・ホワイトは訴状のスキャンをインスタグラムに投稿して、キャプションに「この機関はファシストを訴えます」と添えている。

訴状の導入部には次のように記されている。「大統領候補が“Seven Nation Army”の作曲と音源を悪意を持って流用したことに対する救済を求めています」

先日、ドナルド・トランプ元大統領の陣営が“Seven Nation Army”を使った動画を投稿したことを受けて、ジャック・ホワイトは次のように述べている。「ああ……私の音楽を使おうなんて考えることすら止めてくれ、ファシストよ。私の弁護士からこの件については訴状が届くだろう」

「マーゴ・マーティン、お仕事頑張ってくれ。アーリントンで退役軍人に無礼をはたらいた老いぼれドナルドには二倍のファック・ユーを。どんなことにも意味があるのだとしたら、すぐに軍の家族の票を失うべきだ」

ドナルド・トランプ元大統領は著作権で保護された楽曲を作者の許可なく使用してきており、多くの訴訟を抱えることとなっている。

アイザック・ヘイズの遺産管理団体は許可なく集会などで130回以上にわたって楽曲が使用されていることを受けて、300万ドル(約4億2000万円)を求める訴訟を起こしている。先日、連邦判事はアイザック・ヘイズの“Hold On, I’m Coming”の使用を止めるように命令を下している。

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