カニエ・ウェストは、最近公開した自身の楽曲“Famous”中のテイラー・スウィフトに関する歌詞が物議を醸していることについて、自身を擁護している。
テイラー・スウィフトは、カニエ・ウェストのニュー・アルバム『ザ・ライフ・オブ・パブロ』収録の“Famous”で言及されており、同曲でカニエ・ウェストは「俺は今でもテイラーとセックスしたいかも/なぜって、あのビッチを有名にしたのは俺だから」とラップしている。
カニエ・ウェストは2009年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズにて、ビヨンセを押さえて最優秀女性アーティスト賞を受賞したテイラー・スウィフトの妨害をしている。2015年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズでは、テイラー・スウィフトがカニエ・ウェストにキャリアを通して、彼が発表してきたミュージック・ビデオを記念した賞を贈り、2人は和解を果たしている。
ツイッターに現れたカニエ・ウェストは、テイラー・スウィフトのことを「ディスって」おらず、また歌詞の重要な部分は、実は彼女のアイディアによるものだと主張している。
カニエ・ウェストは「俺はテイラー・スウィフトのことをディスってないよ、彼女をディスったことなんて今までに一度もないんだ」と書き込んでいる。「俺はアーティストだから、アーティストとして自分の感じることは検閲なんて受けずに表現していく……妻に了承してもらえるか聞いたら、別に問題ないってことだった」
そしてカニエ・ウェストは次のように続けている。「テイラー・スウィフトに電話して、歌詞について1時間くらい話したんだけど、彼女はあの歌詞は笑えると思ってて、了承してくれたよ……俺は歌詞のアイディアを自分の手柄にしようとすら思わない……実は、あれはテイラー・スウィフトが思いついたものなんだ」
「彼女は、誰とは言えないけど俺の友達と食事してて、その時に彼女が言ったんだ……カニエ(・ウェスト)のことは怒れない、だって私のことを有名にしてくれたんだから!とね」
カニエ・ウェストはまた、次のようにも書き込んでいる。「ビッチっていうのは、ヒップホップでは愛情のこもった呼び方なんだよ、ニガっていう言葉みたいにね」
カニエ・ウェストのツイートは以下の通り。
I did not diss Taylor Swift and I’ve never dissed her…
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
俺はテイラー・スウィフトのことをディスってないよ、彼女をディスったことなんて今までに一度もないんだ……
First thing is I’m an artist and as an artist I will express how I feel with no censorship
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第一に、俺はアーティストだから、アーティストとして自分の感じることは検閲なんて受けずに表現していく
2nd thing I asked my wife for her blessings and she was cool with it
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第二に、妻に了承してもらえるか聞いたら、別に問題ないってことだった
3rd thing I called Taylor and had a hour long convo with her about the line and she thought it was funny and gave her blessings
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第三に、テイラー・スウィフトに電話して、歌詞について1時間くらい話したんだけど、彼女はあの歌詞は笑えると思ってて、了承してくれたよ
4th Bitch is an endearing term in hip hop like the word Nigga
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第四に、ビッチっていうのは、ヒップホップでは愛情のこもった呼び方なんだよ、ニガっていう言葉みたいにね
5th thing I’m not even gone take credit for the idea… it’s actually something Taylor came up with …
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第五に、俺は歌詞のアイディアを自分の手柄にしようとすら思わない……実は、あれはテイラー・スウィフトが思いついたものなんだ
She was having dinner with one of our friends who’s name I will keep out of this and she told him
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
彼女は、誰とは言えないけど俺の友達と食事してて、その時に彼女が言ったんだ
I can’t be mad at Kanye because he made me famous! #FACTS
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
カニエ(・ウェスト)のことは怒れない、だって私のことを有名にしてくれたんだから!とね #FACTS
6th Stop trying to demonize real artist Stop trying to compromise art
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第六に、本物のアーティストを悪者扱いするのはやめてくれ。 芸術を傷付けようとするのはやめてくれ
That’s why music is so fucking watered down right now I miss that DMX feeling
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
今、音楽がめちゃくちゃ骨抜きにされてるのはこういうことのせいだ。DMX的な感じを思い出して寂しくなるよ
7th I miss that feeling so that’s what I want to help restore
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第七にその感じを思い出して寂しくなる。だから復活に手を貸したいんだ。
8th They want to control us with money and perception and mute the culture
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第八にあいつらは、金とイメージで俺たちをコントロールして、文化を押さえ込みたいと思ってるんだよ。
but you can see at Madison Square Garden that you can stop us
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
でも、マディソン・スクウェア・ガーデンでのことを見れば分かるように、俺たちのことは止められない
9th It felt like a seen from The Warriors ALL GODS ALL GODS ALL GODS in the buildin
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
第九に『ウォリアーズ』のワンシーンみたいだった。みんな神様みたいだった。神様がこの建物に集まってるって感じだったよ。
not just the famous people there but the kids the moms the dads the families that came to share this moment with us
— KANYE WEST (@kanyewest) February 12, 2016
有名人だけじゃなく、キッズも、ママたちもパパたち、家族で来てくれて、俺たちとあの時間を一緒に過ごしてくれたんだ
テイラー・スウィフトの代理人は、カニエ・ウェストのニュー・アルバムでテイラー・スウィフトの名前が使われたことに対して反応し、広報担当者が彼女がツイッター・アカウントを通じて問題の楽曲のリリースを断っていたことを認めている。
『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者であるジョン・カラマニカにコメントを求められたテイラー・スウィフトの広報担当者は、事前に歌詞について許可を出していないとし、カニエ・ウェストが女性蔑視的な言葉を使っていることについて牽制している。テイラー・スウィフトは「ビッチ」の一節についてまったく知らなかったという。
カニエ・ウェストは、2月11日の夜にニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで行われたリスニング・パーティーとファッション・ショウにてニュー・アルバムを発表している。このイベントは自身がデザイナーを務めるアディダス「Yeezy」のシーズン3の立ち上げとニュー・アルバムの発表を兼ねてのものとなっている。
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