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テイラー・スウィフトはロンドンのレスター・スクウェアで殺傷事件に巻き込まれたオーストラリア人の被害者がウェンブリー・スタジアム公演を訪れて夢を叶えたことが明らかになっている。

現地時間8月12日、11歳のライラ・ジョンソンは母親とレスター・スクウェアにいた時に殺傷事件に巻き込まれている。二人に対して32歳のヨアン・ピナトルは「近付いてきた」とのことで、8回にわたって顔や肩、手首や首を「無分別に刺してきた」という。

住所不定のルーマニア人であるヨアン・ピナトルは先週、殺人未遂と公共の場での刃物所持の罪で起訴されている。

オーストラリアの『7ニュース』に対してライラ・ジョンソンの母親であるサマンサ・ジョンソンは休暇でロンドンを訪れていたとのことで、娘はウェンブリー・スタジアムでテイラー・スウィフトのライヴを観ることを夢見ていたと語っている。殺傷事件の後、入院したライラ・ジョンソンは整形手術を受けることになったが、重傷ではあったものの致命傷には至らなかったという。

事件から1週間後、怪我のほとんどから回復したライラ・ジョンソンと母親は公演を見るためのVIPチケットが手配され、二人の警察官に付き添われる形で公演を訪れている。

ライラ・ジョンソンはライヴに行ったことについて次のように振り返っている。「テイラー・スウィフトのコンサートにはどうしても行かなければなりませんでした。素晴らしかったです。VIPボックスを手配してくれた人がいて、食べ物も用意されていて、専用のトイレもありました。すごく楽しかったです」

「たくさんのやさしい人たちに会うことができました。特に病院や警察で面倒を看てくれた人たちがそうでした」

ライラ・ジョンソンと母親は8月18日にオーストラリアへと戻っているが、ここ数週間でテイラー・スウィフトのファンは凶悪事件に巻き込まれることとなっており、7月29日、サウスポートで開催されていたテイラー・スウィフトをテーマにしたダンス・イベントでは刺殺事件が起きて、3人の子どもが亡くなっている。3人の犠牲者は6歳のビービー・キング、7歳のエルシー・ドット・スタンコム、9歳のアリス・ダシルヴァ・アギアとなっている。

また、ウィーン公演はテロ未遂事件があったために中止されることとなっている。テイラー・スウィフトは8月8日・9日・10日にエルンスト・ハッペル・シュターディオンで行う予定となっていた。しかし、主催者のバラクーダ・ミュージックは「全員の安全のために予定されていた3公演を中止する以外の選択肢はありません」と発表している。

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