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レディー・ガガは映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の様々なジャンルが混ざっている方向性について語っている。

レディー・ガガは映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でハーリーン・クインゼル / ハーレイ・クインとして、ホアキン・フェニックス演じるアーサー・フレック / ジョーカーの相手役を務めている。2019年公開の『ジョーカー』の続編となる本作は海外でオリジナルのちょうど5年後となる10月4日に公開される。日本の公開日は10月11日となっている。

本作では“Get Happy”、“For Once in My Life”、“That’s Life”といったミュージカル・ナンバーが登場することが明らかになっているが、レディー・ガガは映画のマルチジャンルなアプローチについて詳しく語っている。

「監督のトッド・フィリップスはジョーカーの続編に大胆さと複雑さを与えるために、全体のコンセプトと脚本の段階で大きな試みをしたの」とレディー・ガガは『ヴァラエティ』誌に語っている。

「音楽があり、ダンスがあり、ドラマがあり、法廷ドラマもあれば、コメディもある。楽しさも悲しさもある。監督として従来の愛の物語を語るよりもクリエイティヴでありたいという証よね」

レディー・ガガは以前にこの映画のために歌声を変えなければならなかったと語っていたが、ヴォーカル・パフォーマンスを敢えて洗練したものにしなかった理由を説明している。

「2人の人間が会話の途中で曲に入るとしたら、本当はどんな感じなのかと自問することになった。登場人物以外には聴こえない音楽はどこから流れてくるのか? アーサーもリーもプロの歌手ではないし、そういうサウンドになることもない」

「私たちはどちらも音楽と親密で個人的な関係を持っていると考えた。内なる感情では音楽が流れているということよね。アーサーとリーで描こうとしたのはそういうものだった。内なる音楽よね」

レディー・ガガは「音楽にはファンタジーのものもあれば、実際のシーンのものもある」と語っている。楽曲は画面には映っていないピアノの伴奏に合わせてライヴで収録されたということで、監督のトッド・フィリップスはポスト・プロダクションにおいて編集は「悪夢だった」と評している。最終的にテイクは継ぎ目のない一つのナンバーにまとめられ、俳優たちは後で曲の一部を再録音している。

先月、ホアキン・フェニックスはレディー・ガガが彼の歌を聴いて感動して、コーヒーを吹き出してしまったと語っている。「彼女がコーヒーを吹き出してしまったのを覚えているよ。素晴らしかったし、興奮したし、自信を持たせてくれたよね」

「レディー・ガガは常に励ましてくれて、『あなたの感じたものがあれば大丈夫よ』と言ってくれた。パフォーマンスを行わない人間としては不慣れだったんだけど、すごく楽しい体験でもあったよ」

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