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フー・ファイターズのデイヴ・グロールはフー・ファイターズを結成するきっかけになったアイルランド人ヒッチハイカーの身元が明らかになっている。

ロルカン・ダンという人物はデイヴ・グロールがカート・コバーンの死とニルヴァーナの終焉の後、スタジオに入ることにした理由について語った動画をオンラインでたまたま見つけたという。

ロルカン・ダンの従兄弟であるイオアイン・タイグはツイッターで、ロルカン・ダンがカート・コバーンの死後にデイヴ・グロールがスタジオに戻るきっかけになった人物だと考えていることについて説明している。

動画でデイヴ・グロールはアイルランドのリング・オブ・ケリーで「内省」の旅をしていたと説明しており、カート・コバーンが亡くなった悲しみを抱えながら「消えてしまいたい」と思い、「地球上で最も離れた場所」に行きたかったと述べている。

「以前に行ったことがあったんだ。あそこは美しくてね。地球の端にいるような感じだった。田舎の道をレンタカーで運転していたんだけど、ヒッチハイクをしている少年がいてね。『乗せてあげようかな』と思って近づいたら、カート・コバーンのTシャツを着ていたんだ。『カートの顔が僕を見返している……人里離れた場所で』と思ったよ」

ロルカン・ダンは自身の側からの視点でこの出来事を振り返っている。「休日にベラ半島に行ったんだけど、泳ぎに行こうとヒッチハイクをしたんだ。走っていたら車が見えたから、近付いてヒッチハイクをしてみた。それで助手席に座っていたのは誰だろうと見てみたら、デイヴ・グロールだったんだよ」

https://x.com/eointighe/status/1824156995324092518

「最初は彼だと分からなかった。でも、男性がショックを受けているのが分かったんだ。僕はカート・コバーンが描かれたニルヴァーナのTシャツを着ていたからね」

「黒のタイダイで、カート・コバーンがマスカラをつけているものだった。ショックを受けているのが見えたけど、車は走り去っていった。振り返って『デイヴ・グロールだった』と言ったんだけど、誰も信じてくれなかったよ」

ロルカン・ダンはデイヴ・グロールのインタヴュー動画を最近観ることになったと説明している。「あそこにいたよね。あれは僕だったんだよ」

デイヴ・グロールはカート・コバーンのTシャツを見て、次のように思ったと語っている。「分かったんだ。『逃れられないんだ』ってね。それで、自宅に帰って、仕事に戻らないとと思って、そうしたんだよ」

先日、フー・ファイターズのデイヴ・グロールは現地時間8月3日にデンヴァーで行われた公演で自らドラムを担当しながら、テネイシャスDの“Tribute”をカヴァーしている。

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