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フォンテインズD.C.はスロヴェニアで行われたライヴで最新シングル“Here’s The Thing”を初披露して、新曲“In The Modern World”も演奏している。

フォンテインズD.C.は現地時間8月12日にリュブリャナのキノ・シスカでライヴを行っており、2曲を新たにセットリストに組み込んでいる。両曲は8月23日にXLレコーディングスよりリリースされるジェームス・フォード・プロデュースの通算4作目のアルバム『ロマンス』に収録される。

“Here’s The Thing”は“Starburster”と“Favourite”に続いてアルバムかの先行シングルとしてリリースされており、ホラー風のミュージック・ビデオも公開されている。グリアン・チャッテンは“Here’s The Thing”について次のように語っている。「この曲は、痛みと麻痺の間を行ったり来たりしながら、何を欲しているのか紆余曲折する不安定な曲だ」

観客が撮影した“Here’s The Thing”のライヴ映像はこちらから。

一方、“In The Modern World”はまだリリースされていない曲で、陰鬱で内省的なこの曲もライヴで初めて披露されており、その後のライヴでも演奏されている。

先日、フォンテインズD.C.はドイツで行われたライヴで新曲“Death Kink”もライヴ初披露している。

グリアン・チャッテンは新作とバンドの方向性について『NME』に次のように語っている。「今回のアレンジやアイディアのおかげで、より自信を持てるようになった。『実験』という言葉は嫌いなんだ。フランク・ザッパじゃないからね。自分にあったアイディアに尽力しただけだ。『ロマンス』は全員の音楽的な歩みの結果として、これまでで最も広がりのあるフル・アルバムになったんだよ」

“Here’s The Thing”が未来的なアニメ映画のオートバイ・レースを連想させると言うと、グリアン・チャッテンは次のように答えている。「自分にとってもそういうサウンドなんだ。面白いよね。『AKIRA』のサウンドトラックみたいな音ではないんだけど、立ち上がるのはそういうイメージなんだ」

「スポティファイでギター・サウンドのプレイリストを作るよりも、ずっと面白い書き方だと思う。夜明けに飛び立つハトのこと、渋谷のスクランブルのこと、100万人の人々が通り過ぎるけれど、自分たちの世界ではお互いを見ていないという感覚、朝の通勤ラッシュについて話していたんだ」

フォンテインズD.C.は今週末に開催されるレディング&リーズ・フェスティバルに出演する主だったアクトの一組となっている。

また、フォンテインズD.C.は2025年7月5日にフィンズベリー・パーク公演を行うことを発表している。フィンズベリー・パーク公演にはサポート・アクトとしてアミル&ザ・スニッファーズ、ニーキャップが出演することも発表されている。

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