ラモーンズは結成50周年を記念して、ニューヨーク・シティ・フェリーはラモーンズにちなんだ便を運行することを発表している。
今年の8月16日はラモーンズにとってイースト・ヴィレッジにあったCBGBsへの初出演から50周年となっている。それを受けて、ニューヨーク・シティ・フェリーは8月16日・17日にウォール・ストリート、サンセット・パーク、ピア11からロッカウェイへのラモーンズにちなんだ便を運行する。
「ニューヨーク・シティのパンク・ミュージック・シーンは、クイーンズで結成されたラモーンズがCBGBsに初出演したところから始まりました」とウェブサイトには記されている。「その後まもなく“Rockaway Beach”や“Blitzkreig Bop”といったヒット曲によって、フォレスト・ヒルズ生まれのロッカーたちはメインストリームに躍り出て、その後は言われているように歴史となったのです」
「ニューヨーク・パンクの50周年という節目を記念して、ライノ・エンタテインメントとワーナー・ミュージック・グループはニューヨーク・シティ・フェリーと協力して、スポティファイの『ディス・イズ・ラモーンズ』プレイリストをプロモーションする一連の広告を展開して、ロッカウェイ・ビーチ行きのラモーンズにちなんだ便を3便運行します」
この便では乗船者限定の50周年ステッカーが配布されるほか、ラモーンズの映像が上映され、地元ロッカウェイ・ソーダの無料サンプルの提供、ライノ・レコード提供のラモーンズ限定賞品パックが当たる抽選会も行われる。
フェリーがピア11を出発する時には1977年発表のアルバム『ロケット・トゥ・ロシア』から“Rockaway Beach”がかけられることになる。ロッカウェイ・ビーチ・ベーカリーでは限定の「Ra-scones」と「Now I Wanna Sip Some (Cold) Brew」が販売される。
「この夏も多くの人々がビーチを訪れることになりましたが、こうした地元のパートナーシップは人々がロッカウェイズを訪れ、地元の人たちと繋がるという意味で重要なものです」とニューヨーク・シティ・フェリーのジェイムス・ウォングは述べている。
ニューヨーク・シティ・フェリーはインスタグラムで乗船は先着順となり、チケットを発行したからといって乗船が保証されるものではないとも述べている。
先日、ジョーイ・ラモーンの弟であるミッキー・リーはジョニー・ラモーンの妻に対して訴訟を申し立てており、ネットフリックスが制作している伝記映画を止めさせようとしていることについて「根拠のない薄っぺらなもの」と批判している。
今年1月、ジョニー・ラモーンの遺産管理団体はピート・デヴィッドソンが出演するジョーイ・ラモーンの伝記映画『アイ・スレプト・ウィズ・ジョーイ・ラモーン』を巡ってミッキー・リーに訴訟を起こしていた。
ジョニー・ラモーンの妻であるリンダ・ラモーンは1月21日にマンハッタンで訴訟を申し立てており、本名をミッチェル・ハイマンというミッキー・リーが「ラモーンズの歴史を一方的に語る」ことで「未承認・無許可のラモーンズの伝記映画を極秘に進行しようとしている」と主張している。
ミッキー・リーと弁護士は3月15日に反訴しており、リンダ・ラモーンが数年前に既に伝記映画の製作についてサインしていると述べている。
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