ノエル・ギャラガーはオアシスがリリースした最初の2枚のアルバムの成功に見合うようにしようとしてきたと語っている。
『サンデー・タイムズ』紙のカルチャー・マガジンのインタヴューでノエル・ギャラガーは自身やリアム・ギャラガーのソロ作品が1994年発表の『ディフィニトリー・メイビー』や1995年発表の『モーニング・グローリー』に匹敵するとは思わないと語っている。
「俺たちは『ディフィニトリー・メイビー』のツアーにおける最後の公演から、そのまま『モーニング・グローリー』のレコーディングに入ったんだ。それで、あれから29年が経つわけだけど、あの2枚のアルバムに見合うようにしようとしてきた」
ノエル・ギャラガーはオアシスのデビュー・アルバムしか作らなかったら、今より幸せだっただろうと説明している。「オアシスとして決定的なアルバムだったよな。スピリットがあって、若さゆえの傲慢さがある。10代のアンセムだよ。生々しくて、デタラメはまったくない。あのアルバムだけだったら、今よりも幸せだっただろうね」
ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「曲がいいのは分かっていたよ。毎晩ライヴでやっていたからな。ライヴはとんでもなかったからね。でも、当時は単にいいアルバムだった。それ以上でも以下でもなかった。時を経ることでしか、今のようなものにはなれないんだよね」
ノエル・ギャラガーはあんなにも素晴らしいレコードをどうやって作り上げたのかは「謎」のままで、スタジオで何をやっているのかも分かっていなかったと語っている。
「俺たちはレコードを作ろうとしていたわけだけど、誰もやったことがなかったからな。だから、俺たちは機材をセッティングして、役になりきって、レコードをプレスした。それ以外のことは謎のままなんだよ」
オアシスは『ディフィニトリー・メイビー』の30周年記念盤が8月30日にリリースされることが決定している。30周年記念デラックス・エディションにはノエル・ギャラガーとカラム・マリーニョが初めてミックスを手がけた、モノウ・ヴァレー・スタジオでの幻のオリジナル・レコーディング・セッションからの楽曲のほか、コーンウォールのソーミルズ・スタジオで録音された同アルバムからのアウトテイクが収録される。さらにはオリジナルLPのボーナス・トラック“Sad Song”の未発表デモ・ヴァージョンも収録されるとのことで、この別ヴァージョンではリアム・ギャラガーのヴォーカルが聴くことができる。
先日、ノエル・ギャラガーはワイ・ノット・フェスティバルで観客からオアシス再結成の可能性について訊かれて答えている。「いつ俺たち二人に会えるか?って。2025年か、2026年か?って。答えはどちらでもないね」とノエル・ギャラガーが答えると、ワイ・ノット・フェスティバルの観客からは冗談めいたブーイングが飛んでいる。「みんながブーイングした事実は賛辞として受け取っておくよ」
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