プリンスは「その生涯で他のどの賞よりも求めていた」ソングライターの殿堂入りを果たしたことが明らかになっている。
プリンスの出身地であるミネアポリスのターゲット・センターで現地時間7月27日に式典が開催され、プリンスの妹であるシャロン・ネルソンが出席している。この式典は1984年の映画『パープル・レイン』の公開から40周年を記念したものとなっている。
長年のコラボレーターであるギルバート・デヴィッドソンが紹介役を務め、妹のシャロン・ネルソンは殿堂入りについて次のように語っている。「彼の曲は今後も忘れられることはないでしょう。これはその生涯で他のどの賞よりも求めていたものです。偉大なソングライターとして知ってもらいたかったのです」
プリンスは亡くなってからソングライターの殿堂入りを果たした今年2番目のアーティストとなっていて、今年4月にはシンディ・ウォーカーが殿堂入りを果たしている。
プリンスは2016年にソングライターの殿堂入りを果たす予定だったが、運営の方針として式典とガーラの両方に出席しなければ正式に殿堂入りしたとは見なされないとされていた。プリンスは両方のイベントに出席するのが難しかったが、2016年4月に亡くなるまでは両方のイベントに出席しようとしていたという。
プリンスとの経緯についてソングライターの殿堂のCEOであるリンダ・モランは次のように述べている。「彼は2015年の年末に連絡を下さって、自分にとってこの賞がどれだけ重要かを教えてくれました。それは長い道のりでしたが、世界でも最も多作で驚異的なソングライターの一人をやっとソングライターの殿堂に迎えられることに興奮していました」
先日、プリンスの妹であるタイカ・ネルソンはプリンスと交わした最後の会話について語っている。
プリンスと唯一両親を同じとする兄妹であるタイカ・ネルソンは『スター・トリビューン』紙のインタヴューでプリンスと交わした最後の会話について詳しく語っている。
タイカ・ネルソンはプリンスとの最後のやりとりは亡くなる4日前だったと述べている。「彼は質問を交わし続けました。私はずっと腹が立ちました。『2秒以内で答えて』と思いました。彼は話題を変えては冗談を言って、そこでは二人とも笑うことになりました」
タイカ・ネルソンは次のように続けている。「彼は家族についてもっと情報を教えてくれないかと頼んできました。シャロンの電話番号を教えてほしいと。私は理由を尋ねませんでした。『送りたい写真があるんだ』と言っていましたが、何のための写真かは尋ねませんでした」
プリンスについては映画『パープル・レイン』に登場するミネアポリスの家がAirbnbで宿泊に貸し出されることが報じられている。
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