Photo: Jason Renaud

スマッシング・パンプキンズは通算13作目となるニュー・アルバム『アゴーリ・モーリ・メイ』が8月2日にリリースされている。

『アゴーリ・モーリ・メイ』は2023年5月にリリースされた『オータム:ア・ロック・オペラ・イン・スリー・アクト』に続く作品となっている。アルバムからはリリース前にシングルが公開されずに、全編が一挙にリリースされている。

アルバムのストリーミングはこちらから。

新作についてビリー・コーガンは次のように語っている。「僕たちは36年間、このロックンロールというゲームをプレイしてきた。最初の曲は何なのか、最初の声明はどうあるべきか、その一瞬で他の人に判断させなければならなかった。僕たちは、このアルバムの正しい聴き方は“完全なる作品群”としてだと感じた。10曲、約45分。自分たちが成し遂げたことは、自分たちが目指したことなのか、あの元の位置に戻せたのかどうか。このアルバムで再び故郷に帰ることができたかどうか、ファンに判断してもらいたい」

ジェイムス・イハは次のように続けている。「いい気分だよ。バンドのオリジナル・メンバーと一緒にステージに立って演奏するのは自然な感覚だよ。自転車に乗る感覚みたいにね。バンドの良い生まれ変わりだし、まだパワーとエネルギーに溢れてる。僕たちは、ビリーが書く曲やバンドの演奏方法など、他のバンドとは常に違っていたと思う。曲のダイナミクス、ヘビーだったり、静かだったり、その中間も、いろんなスタイルをカヴァーしているし、独特のサウンドを持っているんだ」

ジミー・チェンバレンは次のように語っている。「文化はアナログ体験の方向に向かっていると思う。人生のデジタル化は、もう十分に為されており、若者は日々ますますアナログ的で直感的な体験を求めている。再び人間らしさを感じたいと。非常にエキサイティングな時期なんだ。僕たちは30年以上一緒にやってるが、それぞれ非常に異なる人間で、その違いや一貫性の無さが、音楽をエキサイティングなものにする。3人がそれぞれ強烈な個性をもっている。それが強力なポイントであり、それを音楽的に文化的に証明するため、僕たちは全力を尽くしたい」

スマッシング・パンプキンズには先日新ギタリストとしてキキ・ウォンが加入しており、新作は加入後初のアルバムとなっている。新ラインナップでは6月に初ライヴを行っている。

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