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オアシスのマネージャーであるアラン・マッギーはリアム・ギャラガーとの有名な写真の裏話を語っている。

今回、アラン・マッギーは1997年にロンドンのジャズ・クラブであるロニー・スコットの前でリアム・ギャラガーと撮影した有名な写真について語っている。

写真はオアシスがセカンド・アルバム『モーニング・グローリー』をリリースした後の絶頂期に撮影されたもので、ハリケーン#1のシンガーであるアレックス・ロウと口論になった直後に撮影されている。

後年、『NME』のインタヴューでアレックス・ロウはオアシスのことを「このクソ野郎ども」と言ったことで、リアム・ギャラガーを激怒させることになったと語っている。

「それは悪口ではなくて、グラスゴーでの喋り方だったんだ。愛情のこもったものなんだけどさ」とアラン・マッギーは新刊で説明している。二人は掴み合いとなり、リアム・ギャラガーはロニー・スコットの外でフラストレーションを爆発させることになったという。

「なんとか外に連中を連れ出したんだけど、そこでロニー・スコットの前に僕とリアム・ギャラガーがいる、あの有名な写真を撮られたんだ。あれは僕たちがなにかを話をしているみたいに見えるけど、実際にはリアム・ギャラガーが『アラン・マッギーはクソだ』と顔めがけて言っているものだったんだ」

「その後、グルーチョの2階みたいなオシャレな飲み屋に行ったんだけど、奥の席でリアム・ギャラガーは2時間、僕に向かって叫び続けていたよ」

「気力がなくなるまで溶鉱炉のような激しさだったね。とんでもなかったよ」

アラン・マッギーはリアム・ギャラガーが翌日にダライ・ラマに会いに行くのを誘ってきたことで問題は解決したと説明している。

「当時のオアシスと仕事をすることとはどんなことかを示す端的な例だよね。リアム・ギャラガーにはいろんな側面がある。深い部分があるんだ。喧嘩をしたかと思えば、次はダライ・ラマに会いたがるんだからね」

「タフさに隠れている深い部分というのがあるんだ。オアシスが解散して、ビーディ・アイも終わって、ソロ・キャリアに乗り出す時に見えてきたものだよね」

アラン・マッギーの新刊『ハウ・トゥ・ラン・アン・インディ・レーベル』は9月5日に刊行される。

先日、リアム・ギャラガーはオアシスが再結成に向けて今年のウェンブリー・スタジアムをブッキングしていたという報道を受けてオアシスの再結成の現状について言及している。

リアム・ギャラガーは来年オアシスの再結成が実現するのかと訊かれて、「俺は聞いてないね」とツイートしている。「おそらくクイーンのあいつみたいに新しいシンガーを入れるんだろうな」とクイーンと一緒に活動しているアダム・ランバートに言及している。

これは『デイリー・ミラー』紙が現地時間6月22日にリアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーがオアシスの再結成のために今年7月のウェンブリー・スタジアムをブッキングしていたと報道したことを受けてのものとなっている。

匿名の情報筋は『デイリー・ミラー』紙に今年、再結成の実現が間近に迫っていたと語っている。「これまでリアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーがどれだけ再結成に近づいていたのか、誰も知りませんでした。ウェンブリーをブッキングするほど近づいたことはありません。彼らのチームはそれがまたダメになってしまった時、打ちひしがれることになりました」

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