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レディー・ガガはパリ五輪開会式でのパフォーマンスが事前に収録したものだった理由が主催者によって明かされている。

パリ五輪の開会式は7月26日に開催されており、30万人のファンが川岸から見守るなか、選手団がセーヌ川をボートで登場する形で雨の中で行われている。

開会式にはゴジラ、セリーヌ・ディオン、レディー・ガガが出演したが、レディー・ガガのパフォーマンスは事前収録だったことが報じられていた。

レディー・ガガは開会式でジジ・ジャンメールの“Mon Truc en Plumes”を披露しており、テレビ放送ではライヴかのように思えたが、その日に事前収録したもので、会場の来場者はスクリーンでパフォーマンスを観ることとなっている。

「レディー・ガガのセットの前にいたのですが、音楽が始まった時には階段には誰もいませんでした」とフランス3のジャーナリストであるヤニック・ル・ガルは『テレグラフ』紙に語っている。「観客はブーイングして、180ユーロを払って何も観られなかったことを後悔していました」

今回、パリ五輪のコリオグラファーを務めたモー・ル・プラデックはライヴではなかった理由について説明しており、当日の芳しくない天気に言及している。

「残念ながら、安全上の理由から雨が降ることが確実になった時点で、その日の午後に事前収録されることになった唯一のパフォーマンスでした。分刻みで更新される天気予報をこれほど注意深く観たのは初めてでした」とモー・ル・プラデックは語っている。

「数滴の雨でも出演者には危険過ぎると判断しました。レディー・ガガはどうしてもやりたいとのことだったので、中止にするよりも事前収録するほうがいいと思いました。地面が滑りやすくなるからです。彼女はヒールを履いていて、川岸に近く、階段がありました。私たちは非常に注意深くならなければなりませんでした」

レディー・ガガは会場に残ってパフォーマンスが上映されるのを見守ったとのことで、「フランスの心をあたたかくする、フランスの音楽とアートを称えるパフォーマンスを作り上げることだけを望んでいた」と報じられている。

『インディペンデント』紙は天候が影響を与えたのはレディー・ガガのパフォーマンスだけでなく、伝統的な形式を採用する計画を中止してセーヌ川でのディスプレイを選択せざるを得なかったとも報じている。

一方、ゴジラはパリ五輪の開会式で披露したパフォーマンスについて「メタル界全体を体現する」プレッシャーがあったと語っている。

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