ペイヴメントのスティーヴン・マルクマスは新バンドであるザ・ハード・カルテットのデビュー・シングル“Earth Hater”がリリースされている。
スティーヴン・マルクマス、マット・スウィーニー、ジム・ホワイト、エメット・ケリーというラインナップによるザ・ハード・カルテットは、アイドレスが監督したストップ・モーションのミュージック・ビデオと共に“Earth Hater”をリリースしている。
“Earth Hater”のミュージック・ビデオはこちらから。
ミュージック・ビデオはバンドが海を守る存在としてゴミのポイ捨てをしたサーファーに復讐のためにゴミの怪物を送り込むというポイ捨てに対する警告を含んだ内容となっている。
スティーヴン・マルクマスが最後にリリースしたソロ・アルバムは2020年発表の『トラディショナル・テクニクス』で、ザ・ハード・カルテットのメンバーであるマット・スウィーニーも参加していた。スティーヴン・マルクマスはそれ以降はペイヴメントとしての様々な活動を行ってきた。
他のメンバーについてはエメット・ケリーは近年タイ・セガールと仕事をしており、ジム・ホワイトはダーティー・スリーの12年ぶりのアルバムに参加している。
デビュー・シングルのリリースに先立って、ザ・ハード・カルテットはバンド名とロゴの画像をソーシャル・メディアで公開していた。
ザ・ハード・カルテットは今年10月にロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンでライヴを行うことも決定している。
OCTOBER
10 – Los Angeles, US – The Belasco with Papa M
15 – New York, US – Webster Hall with Weak Signal
22 – London, UK – Electric Ballroom with Tubs
今年4月、ペイヴメントは“Harness Your Hopes”がTikTokでトレンドとして拡散されることとなっている。
“Harness Your Hopes”は1999年にリリースされたEP『スピット・オン・ア・ストレンジャー』のCD盤に収録されていたBサイド曲となっている。この曲は2017年にスポティファイでもブームとなり、現時点でペイヴメントにとって最もストリーミングされた楽曲となっている。
2022年、スコット・カンバーグは『NME』のインタヴューで2020年にTikTokで拡散されたことで「ペイヴメントに新たな命が吹き込まれた」と語っている。
スティーヴン・マルクマスは次のように続けている。「自分の音楽がこんなことになるなんて、こんなこともあるんだという奇妙な出来事だったね」スコット・カンバーグは次のように応じている。「そうだね。別の方向へと導いてくれたんだ。素晴らしかったよ」
スティーヴン・マルクマスはさらに次のように語っている。「カルチャーとして不思議なことだったけど、たとえ不安だったり、くだらないと思っていても、自分の曲を世に出すことで、こんな機会に恵まれるわけだからね。やってみれば、世界へ見ているんだよ。アートをやることにおいて、すごく楽しいことだし、特に僕らの場合はそうなんじゃないかな。アルバムに入れなかったのが申し訳なくなってくるよ。でも、誰も『これはいい曲だ』なんて言わなかったんだ」
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