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スティーヴ・アルビニはシカゴの通りに名前が付けられることが明らかになっている。

現地時間7月29日にタッチ・アンド・ゴー・レコーズはウェスト・ベルモント・アヴェニューの2600番地から2700番地の区間がスティーヴ・アルビニ・ウェイと名付けられて、その功績を称える新たな標識が設置されるというシカゴ市議会による正式な書簡を公開している。

2600番地から2700番地の区間はスティーヴ・アルビニの象徴的なエレクトリカル・オーディオ・スタジオがあることから入念に選ばれている。

スティーヴ・アルビニは今年の5月7日に心臓発作のために亡くなっている。タッチ・アンド・ゴーはビッグ・ブラックをはじめ、スティーヴ・アルビニが在籍したバンドの作品をリリースしてきている。

先日、スティーヴ・アルビニは62回目の誕生日に際してPJハーヴェイ、モグワイ、シェラックのトッド・トレイナーといった人々が追悼の意を表している。

スティーヴ・アルビニはニルヴァーナの『イン・ユーテロ』、ピクシーズの『サーファー・ロザ』、PJハーヴェイの『リッド・オブ・ミー』、マニック・ストリート・プリーチャーズの『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』などをプロデュースしたことで知られている。

訃報を受けて、ニルヴァーナのソーシャル・メディア・アカウントは『イン・ユーテロ』のプロデュースを提案するためにスティーヴ・アルビニから送られてきた4ページに及ぶ手紙をすべて公開している。

「現時点であなたにできる最善のことはまさにあなたが話していたことです。ハイ・クオリティでありながら、最低限の“プロダクション”で、首脳陣の石頭の干渉を受けることなく、数日でアルバムを作り上げることです。もし、それがあなたのやりたいことなのであれば、ぜひ関わりたいと思います」

「そうではなく、気づいたらレコード会社に一時的に厚遇されたものの、どこかで邪魔をされていて(曲やシーケンスやプロダクションの手直しを迫ってきて、アルバムをスウィートにするためお抱えのミュージシャンを呼ばれ、リミックス・ジョッキーにすべてが委ねられる)、残念ながらそうするということであれば、私は参加したくありません」

「私は音楽と存在に対するバンド自身の認識をちゃんとした形で反映したレコードにしか興味がありません。レコーディング手段の信条として、そうすることを約束してくれるのであれば、私はあなたのために全力を尽くします。あなたの役に立てるはずです」

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