ピンク・フロイドのドラマーであるニック・メイソンはピンク・フロイドの新曲を作るためにAIを使ってみたいと語っている。
ニック・メイソンは『サンデー・ミラー』紙のインタヴューでAIを使ったピンク・フロイドの復活の可能性について語っている。デヴィッド・ギルモアは2015年に「ピンク・フロイドは終わった」と語っており、バンドは自然消滅したと説明していた。
今回、ニック・メイソンは『サンデー・ミラー』紙に次のように語っている。「AIを使って新曲でできることを見てみるのは魅力的だと思うんだ。ピンク・フロイドがその後どこに向かっていたのかなんてこともできるわけだよね」
「AIだったら、デヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズがもう一度友人に戻ったなんてこともできるわけだからね」とニック・メイソンは続けている。「それが完成したらABBAみたいなことになるかもね」
ニック・メイソンはデヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズの確執についても語り、それがバンドに影を落としていることは残念だと述べている。「55年のキャリアも大半は楽しいものだったんだ。すごく有り難いことに成功したバンドにいて、世界をツアーで回り、面白い人たちと一緒にやれていた。好きなスポーツ選手や俳優に会えるゴールドカードを持っているようなものだよ」
ニック・メイソンは現在スパンダー・バレエのゲイリー・ケンプとベーシストのガイ・プラットと共にソースフル・オブ・シークレッツ名義でピンク・フロイドの初期の楽曲を演奏している。
「やり続けていることがいいのは自分たちの利益になるからなんだ。楽しいしね。時間が経てば経つほど、バラ色の輝きで見てもらえるようになるんだよ」
先日、デヴィッド・ギルモアも『ABBAヴォヤージ』スタイルのピンク・フロイド公演について自身の見解を語っている。
デヴィッド・ギルモアは『ABBAヴォヤージ』の公演を観た感想について次のように語っている。「熱心なABBAのファンだったら、楽しめるかもしれないね」
「映像については問題なかったけど、自分は実物のようには見えなかった。おそらくモッシュピットみたいな場所だったら素晴らしいものになるんじゃないかな。自分にとって一番よかったのはライヴ・バンドが“Does Your Mother Know”を演奏した時だね」
ピンク・フロイドとしてのデジタル公演の可能性についてデヴィッド・ギルモアは次のように続けている。「もし誰かがあらゆる資金とあらゆる素晴らしいアイディアを持ち出してきて、非常に困難なややこしい条件で同意することができたとしたら、『ああ、いいだろう』と言うだろうね」
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